更新日:2015年10月29日 20:14
デジタル

死亡事故も…スマホの「絶対にやってはいけない使用法」

バラエティ番組や宴会で、長年なんの疑いもなく使用されてきたヘリウムガスで12歳の少女が昏睡状態――。身近で、慣れ親しんだモノが突然牙を剥く、そんな意外なリスクを大調査、ここに警鐘を鳴らす! 今回は死亡した事例もあるスマートフォンの誤った使い方だ。 ◆充電中のスマホを湯船に落とし感電死する事例が海外で多発! お風呂で感電死!スマホの絶対にやってはいけない使用法 最近のスマホやタブレット端末には防水仕様のものが多く、湯船に浸かりながらネットやLINEを楽しむといったことが普通にできるようになっている。実際、JISの防水規格でハードウェア保護の国際規格IPX7以上に適合していれば、風呂に落としたりしても壊れないし、人体にも特に影響はないと言っていい。しかし、充電しながら入浴するのは別だ。  脱衣所などの家庭用コンセントと繋いだ情報端末と一緒に入浴し、誤って湯船に落として死亡した事例が海外(特にロシア)では何度も報道されている。’15年2月、モスクワで暮らす24歳の女性が充電中のiPhoneを湯船に落として感電死。その半年前には、同じくモスクワで17歳の少女が充電中のiPadを湯船に落として感電死。その1年前にはイルクーツクの男性が、入浴中に充電中のノートPCを……と枚挙にいとまがない。国内ニュースで同種の案件はみられず、東京消防庁でも都内でも似た状況下での死亡事故は確認されていないというが、リスク自体は確実に存在しているのだ。ある家電ライターはこう説明する。 「家庭用コンセントで充電中の端末を湯船に落とすと、端末やプラグの隙間から、家庭用電流が湯船に流れ出ることになります。ロシアなら交流220Vですが、日本は交流100V。これが濡れた裸の人体に触れると50mAを超える電流が体内に流れるといわれています。一般に20mA程度で筋肉が動かせなくなってけいれんが始まり、100mAで致命的とされているので、非常に危険な水準です」 お風呂で感電死!スマホの絶対にやってはいけない使用法 漏電を検知するブレーカーを備えている住宅なら、最悪の事態が避けられるかもしれないが、何もリラックスタイムに危ない橋を渡る必要はないはず。ちなみに、USB端子から給電する一般的なモバイルバッテリーの場合、電圧は直流5V。家庭用コンセントよりは低いが、それでも漏電は非常に危険だ。心臓付近に落ちれば心停止に繋がりかねない。  風呂場に入れていいのは防水仕様の本体だけ、と肝に銘じよう! ― 使ってはいけない2015【1】 ―
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