選挙も行かず、実家住まいの20代…大人としてダメですか?
―[[嫌われる20代]を自己分析する]―
人生の先輩たちは、“ゆとり=常識がない”というイメージを抱いているかもしれない。かくいう20代も、自分たちの「一般常識の欠如」を感じているようだ。
「政治に興味がなくて、一度も選挙に行ったことがないんです。『大人としてダメだなあ』とは思うんですけど、政治家が言ってることがどれも同じに聞こえて、いつの間にか選挙が終わってる」(24歳・女性・販売)
政治への失望よりも、その「興味のなさ」や「わからなさ」こそが昨年末行われた総選挙の投票率52%に表れたのかもしれない。
また、親への依存や生活力のなさに引け目を感じることも。
「職場が近いので、今も実家住まい。上司にはそのことを『生活力がない』と批判される。でも、家にカネを入れてるし、引っ越さなきゃいけない理由がわからない」(26歳・男性・営業)
一人暮らしよりも、金銭面でラクな実家。上の世代はそんな姿に頼りなさを感じるのかもしれない。
一方で、食にお金をかけることに憧れる前向きな意見もあった。
「行きつけの店がある人に憧れる。バーやレストランを開拓したいけど、背伸びしてると思われるのが恥ずかしくて」(25歳・男性・金融)
上の世代のライフスタイルに憧れてもカネはなし。“ゆとり世代”は、自分たちなりに歯がゆさを感じているのだ。
<日常生活でゆとり世代だと感じた理由>
1位 一般常識が欠けている…52.9%
2位 親に依存することが多い…49.0%
3位 生活力がない…47.1%
4位 食事や服装にこだわりがない…43.1%
― [嫌われる20代]を自己分析する【5】 ―
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