販売店が語る「TENGAがオナホール界に起こした革命」
今年、誕生から10周年をむかえるTENGA。我々一般ユーザーにとって、それまでのオナホールのイメージを覆す存在になったのは、周知の事実だ。では、TENGAの誕生は、アダルトグッズを”売る側”である、販売店にはどう受け止められたのだろうか。「私たちにとっても、やはりTENGAは革命的な商品でしたよ」と話すのは、秋葉原に巨大なビルを構える「大人のデパート エムズ」の広報担当だ。
「昔のオナホールは可愛い女性キャラの絵や断面図を見せるパッケージばかりでしたが、TENGAはスタイリッシュさを加えた。今は『オナホール=TENGA』だと思っている人も多いし、それしか買わないお客さんもいます。ウチの社員も社割で買って楽しんでいますよ(笑)」
また、TENGAのデザイン性は店側の“陳列魂”にも火をつけるという。全国に店舗を持つDVD販売チェーン「買い取りマックス」神保町店の店長が話す。
「派手でキャラのたったビジュアルをしているので、その見た目を生かして棚をレイアウトしたくなるんですよ。あと当店は場所柄、大学生のお客さんもよく来ますが、なぜか同じ製品を2個同時に買っていく人が多いんです。一回じゃ足らないのかな(笑)?」
TENGAを扱うのはアダルトグッズ関連店だけではない。新宿にあるオシャレ下着ショップ「グランデパンツ」では、「女性客が男性へのギフト用に、パンツとセットでTENGAを買っていくこともある」という。
「ウチの主力製品はもちろん下着ですが、『せっかくだから面白い商品を置きたい』と、TENGAも扱い出したんです。特に人気なのは“エッグ”ですね。バレンタインデー付近にはよく売れました。義理チョコに添える“ちょっとリッチなプレゼント”としてちょうどいいんでしょう(笑)」(店長)
これまでの10年間で育まれたTENGAファン層は、彼らの手でさらに広がっていくだろう。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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