福山雅治、ラジオ発のCD『魂リク』への思いを語る
今年3月に惜しまれつつ23年の歴史に幕を閉じた「福山雅治のオールナイトニッポン サタデースペシャル『魂のラジオ』」。リスナーが福山雅治に歌ってほしい名曲をリクエストし、名曲にまつわるエピソードとともに紹介するリクエストコーナー「魂のリクエスト」が『魂リク』として待望のCD化。4月8日に発売される。
福山が90年に歌手活動を開始してから間もない92年1月、木曜深夜3時にスタートした『福山雅治のオールナイトニッポン』。曜日や時間帯を移し、00年3月から今年3月まで土曜深夜枠『魂のラジオ』(通称:魂(たま)ラジ)として放送された。今では定着している「イケメンなのに平気で下ネタを話す」という親しみやすいキャラクターも、ラジオでのトークがきっかけで広まった。テレビでは見られない福山の魅力を垣間見られるとして伝説的な人気を誇ったこともあり、放送最終日にはニッポン放送前に約3000人のファンが詰めかけ、放送を終えた福山がファンに感謝の言葉を述べた。
そんな伝説的なラジオの人気コーナー「魂のリクエスト」からのCD化ということもあり、まさに魂の集大成ともいえるアルバムになっている。
「始めたときは、音楽をやる人間のラジオ番組だから、こういうコーナーがあってもいいかな、というくらいだったんです。それが結果的には人気コーナーになって。『魂リク』のように、今後も仕事仲間からのリクエストにも、ファンやリスナーからのリクエストにも応え続けられる存在ではありたいですね」(福山)
今年で活動25周年を迎え、ミュージシャンとしても俳優としてもトップを走り続ける福山。自身のやりたいことを貫き通してこそ今の福山があるのかと思いきや、意外にもその根底にあるのは「『福山にこういうことをやらせてみたい』と思ってもらえるような“隙”を大事にしている」という仕事哲学。『魂リク』にも、そんな仕事への姿勢が象徴されているといってもいいかもしれない。
今回『魂リク』に収録されたのは福山が厳選した13曲。「銭形平次」、「Midnight Blue Train」(浜田省吾)といった男らしさ全開の楽曲から「元気を出して」(竹内まりや)、「Raining」(こっこCocco)といった女性ミュージシャンの名曲にいたるまで幅広い。
「東京に出てくる前に、鶴光師匠のオールナイトニッポンを夢中になって聴いていたような時代が自分にもあって。23年間ずっとあのころの自分に話しかけるようなつもりでラジオを続けてきた」と語る福山。13曲の名曲たちは、福山の23年間の物語であると同時に、聴く人間ひとりひとりの、人生における折々の物語、エピソードを思い起こさせるに違いない。
【福山雅治 アコースティック・ギター弾き語りカヴァーアルバム『魂リク』 2015年4月8日(水)発売】
●初回限定 Document of 「魂ラジ」DVD 付盤 (3990円+税)
CD1枚組、スリーヴケース+DVD<MV3曲収録+魂ラジドキュメント映像、計約30分>+魂のラジオ出演者「福山雅治、荘口彰久、作家・小原信二」による最初で最後の対談を20Pブックレットに纏めた、我が「魂ラジ」付属。歌詞ブックレットにはギター弾き語りコード譜付き
■特典スリーヴケースの写真は1992年ニッポン放送スタジオにて。当時22歳
●通常版 (3000円+税)
内容:CDのみ
歌詞ブックレットにはギター弾き語りコード譜付き
■ジャケット写真は福山本人撮影による今回のアルバム制作に使用されたメインアコースティックギター「Martin OM-45」(1930年製)。
4月7日発売の週刊SPA!では、新番組「バズリズム」(毎週金曜24時30分~25時30分、日本テレビ系)で自身初となる音楽番組のMCを務めるバカリズムと福山雅治の対談を掲載。ぜひ、合わせてチェックしてみてほしい。
<取材・文/日刊SPA!編集部>
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