ゆとり社員を襲う「新・3大パワハラ」とは?
上司という自らの立場を利用し、部下に理不尽なことを迫ったり業務内外のいやがらせをするパワハラ。出世や給与と結びつけた「脅し」のようなものがすぐに思い浮かぶが、ゆとり世代と言われる20代のサラリーマンが受けているものはもっと現代的なもの。
現役のサラリーマンに聞いてわかった「3大新パワハラ」をご紹介しよう。
「居酒屋でパワハラされる。自分で多めに頼みすぎた揚げ物を新人に食わせる。『食べ物は残しちゃダメ!』という初頭教育の教えが最悪な形で継承されていると思う」(27歳・広告/男性)
「飲み会のあとにラーメン屋で大盛りを2つ食わせる。ほんとただ食わせたいだけ。2杯とかマジで無駄」(28歳・IT/男性)
「部旅行で宴会した翌朝、朝食が食べられない上司が自分に残り物を処理させようとした。断れず食べたけど、バス車内でソッコー吐いてみんなに迷惑をかけて最悪だった」(26歳・商社/男性)
「Facebookに先輩が書いたネタっぽい投稿にいいねを押さなかったら、LINEで『なんでいいね押さないの?』と連絡がきた。『いま押しました!』っていう謎の報告をしました(笑)」(27歳・金融/女性)
「SNSでコメントとかいいねを強要する上司は前からいたけど、最近はそれをLINEですぐに連絡するような人が出てきてマジでウザいです。そういうLINEは同期のグループで晒し合ってます」(26歳・IT/男性)
「『嫁に飲んでるっていう写メ送るから写真映ってもらっていい?』と言って写メで笑顔を強制されるのがウザい。楽しくねーよ!」(29歳・出版/男性)
「『子どもがパパの写真送ってって言うから!』と一緒に自撮りさせられる。飲み会するだけでもウザいのに、知らない子どもになんで自分の写真を送らなきゃならないのか…」(27歳・IT/男性)
「職場でも飲み会でも高圧的なのに、写メの時だけ笑顔になるのが単純にキモいし、私を巻き込まないでほしい」(27歳・金融/女性)
職場にはびこる新パワハラを一瞥すると、そのどれもがオフィスの外で行われていることがわかる。特にスマホやSNSなど現代ツールがパワハラの温床になるケースは少なくない。心当たりのある若手上司は、いま一度自らの振る舞いを省みてほしい。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
1:不毛な胃袋しごき
2:「なんでいいね押さなかったの?」LINEでネチネチSNSのいいね強要
3:飲み会での写メ強要
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