漫画家自身が描いた名作漫画の気になる“その後”

『めぞん一刻』の最終シーンって憶えてますか? 結婚した五代と響子さんが一刻館を再訪。春香という女の子を抱いています。2人が出会った場所に3人で帰ってくるという、大ハッピーエンドでした。一方、人気作の続編では主人公たちの“意外なその後”が描かれることも……。

 ご存じ『巨人の星』(作/梶原一騎、画/川崎のぼる)の星飛雄馬は『新巨人の星』で右投手として復活。同じ梶原原作の『巨人のサムライ炎』(画/影丸譲也)では、現役を引退して2軍コーチになっていました。

『ドカベン』の選手たちはプロへ進み、連載中の『~スーパースターズ編』では里中投手が山田の妹・サチ子と婚約。今年はついに岩鬼(21歳)が憧れの人・夏子はんと結婚して、続編は本編以上にドラマチックです。

『翔んだカップル』の勇介は続編でプロボクサーとなり、『~21』で友人だった杉村秋美と電撃再婚。『21』は子供たちメインの話ですが、三角関係に四角関係と、親たちもびっくりのラブコメ模様となりました。

 ジャンプ黄金期の作品は、今も息長く続編が描かれ、安定した人気を誇っています。『キャプテン翼』は続々々々編の『~GOLDEN23』(大空翼はFCバルセロナに所属)が今年完結。“次世代モノ”もやはり多く、『リングにかけろ2』『キン肉マン・世』『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』、犬マンガ『WEED』(『銀牙』)など、青年誌では’70~’80年代作品の“2世”続編が目白押しです。

 馴染み深いマンガのその後を作中の子供たちが支え、大人読者が読む。ここ10年で続編市場も定着しましたが、今に“3世マンガ”が流行するかもしれませんね。

【斎藤宣彦】
’68年生まれ。マンガ編集者。名作マンガの意外な続編を集めた『こんなマンガがあったのか!』『マンガの昭和史』ほか編著書多数

取材・文/石島律子 漆原直行 昌谷大介

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