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マラソンや筋トレに過剰にハマる人は、“誇大承認欲求”という新たな病を患っている!?

 春は人事異動の季節。職場環境に変化が起きれば、40男が抱える問題も顕在化しがちだ。今回、40代サラリーマン1200人を対象に行ったアンケートで「40代になって漠然と不安を感じる?」という質問に対し、81%が「YES」と回答。仕事もプライベートも人生の先行きが見えはじめ、不安を焦りに襲われる40代の姿が浮き彫りとなった。  3/15発売の週刊SPA!に掲載されている特集『40男[7つの病]』では、そんな40代が仕事やプライベートできたした無自覚な変調を「新たな病」として特集している。ここでは、「誇大承認欲求」について解説しよう。 【誇大承認欲求】
仕事で得られない満足感を趣味や不倫で過度に満たす
■症状■……仕事で満たされない承認欲求を、趣味などに没頭することで満たそうとする。家庭での承認欲求が満たされなければ、キャバクラなどにのめり込んだり、不倫に走ったりする傾向もある
マラソンや筋トレに過剰にハマる人は、“誇大承認欲求”という新たな病を患っている!?

急に筋トレにはまりだしたら、危険なサイン!?

 社歴を重ねて部下や後輩が増え、職場では“認められる側”から“認める側”へと立場が変化。仕事で満足感を得る機会が減った結果、患うのが“誇大承認欲求”だ。 「人には、少なからず“認められたい”という承認欲求が存在します。それを満たす機会が40代になると急激に減り、会社や上司もそう簡単には評価してくれません。そこで、趣味などで充足感を得ようとするのですが、過度に求めてすぎてしまう人が増えています」(心理学者の榎本博明氏)  不動産会社で営業課長の職に就く小池健太さん(仮名・44歳)も、満足感を得ようとマラソンを始めた一人だ。 「走りきった後に必ず得られる満足感を求めて、毎朝走り込んでいます。ただ昨年は走り過ぎてしまい、足の甲を疲労骨折してギブス生活を余儀なくされました。営業に支障をきたしてしまったので、それ以降は骨を強くするプロテインも飲むようにしています」  最近ではプロテインの味にもこだわり「早朝ランニングを営業課のノルマ」にしようと画策中だ。  ほかにも「健康のために始めた筋トレのしすぎで、体格が2回り大きくなり、スーツが着れなくなった」といった過剰な変貌も誇大承認欲求の代表例と言える。 「また、女性関係で承認欲求を求める人もいる。スナックとかで満たすうちはいいですが、自分を受け入れてくれる女性が現れた場合、不倫になる可能性もあるので要注意」(榎本氏)  誇大承認欲求が重症化すると、衝動的に違法ドラッグに向かうことも。だが、その末路は清原容疑者を見れば推して知るべしだ。 【これが病気の兆候だ!?】 ・趣味の時間を確保すべく、仕事をさぼったことがある ・他人に趣味の話を熱く語ったことがある ・願わくば、まだモテたいとの想いを秘めている  同特集では、40代になってサラリーマンが無自覚にやりがちな「過剰な言動」を「新説七大疾病」(①人脈硬化、②頑固変、③NO梗塞、④突発性癇癪、⑤誇大承認欲求、⑥家族依存症、⑦慢性性不全)として解説。これらの病はいったいどんな症状で、何が原因なのか? すべてチェックシート付きのため、自分が何に罹患しているのか一目瞭然でわかる構成になっている。40代サラリーマンも、これから40代になる人も、ぜひご一読あれ。 <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>
週刊SPA!3/22・29合併号(3/15発売)

表紙の人/ 岡田准一

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