リアルな「カイジの世界」を味わえるカジノイベント。限定ジャンケン、Eカードにゾクゾクッ
「限定ジャンケン」「Eカード」。これらのワードにゾクゾクッときたあなたは、かなりの「カイジ通」なはず。原作を知る者なら震えない者はいない、その限定ジャンケン(およびEカード)を実際に体感できるイベントが、日本屈指の歓楽街、歌舞伎町にて開催されている――。
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そんな中、ホールマスターによる「限定ジャンケン」の説明があり、制限時間25分という区切られた時間の中で、限定ジャンケンがスタート。簡単に説明すると、参加者はグー、チョキ、パーのカード3枚ずつとコイン(原作では星のバッジ)を3枚渡され、この9枚のカードを使ったジャンケンで相手と対決。それを繰り返し、制限時間内にすべてのカードを使い切り、かつコインを3つ以上残した者だけが勝ち残りとなるルール。
場内には勝負の気分を煽るBGMが流れ出し、各々相手を見つけた参加者は、黒服が見守る前でジャンケン勝負を開始。すごいリアル! 様子見で参加者同士の勝負を見守っていると、女子に「やりませんか?」と声をかけられたので、受けて立つことに。
黒服の「チェック」の声でそれぞれカードを置き、「オープン」でめくると、チョキであいこ。続いてグーを出した記者に対して、あちらはパー! あ……。
「やったー!」と喜ぶ相手の女子。あっさりコイン1枚失ってしまった(汗)。ここからの連敗は致命傷なので、しばらく場内を見て回るうちに、どんどん時間が過ぎていき、脱落者も出始める。脱落者は同店のステッカーを強制的に服に貼られ、美味しいとは言い難い特製ドリンクを一気飲みさせられるという罰ゲーム。別室にこそ連れていかれないが、やはり負けるのは絶対に嫌だ。
それを知った「カイジ大好き」な記者は、同じくカイジフリークなライターS氏を誘い、一も二もなく、エスポワール号への乗船(つまりイベントへの参加)を決めた。
というわけで、4月17日の日曜日。19時からの第二部に申し込んだ我々が向かったのは、今回のイベントの舞台となる歌舞伎町のアミューズメントカジノ『ジクー』。さすがに船ではなかったものの、欲望の街、歌舞伎町は、我々をカイジの世界に感情移入させるには絶好のロケーションだ。
「黒服、全員サングラスかけててほしいよねー。そこはきっちり再現してくれないとね」
「だよね。てか限定ジャンケンに負けたら、別室に連れていかれるのかなー?」
原作を知らないと意味がわからない、そんな会話を交わしながら会場へと向かう我々だが、記者もSも40代前半。いい大人ふたりがどこまで本気で楽しめるかは、ひとえに自遊空間が、どこまでカイジの世界観を再現してくれるかにかかっていたが……そんな若干の杞憂は、ドアを空けた瞬間に見事に裏切られた。
受付に立っていた黒服のスタッフがサングラスをかけていたばかりか、会場にいる黒服も全員サングラスなのだ。おおー、これは期待できるかも! まして会場は本来、アミューズメントカジノだけあって、ルーレット台やらバカラの台が居並び、雰囲気もたっぷり。限定ジャンケンやEカードの舞台として、違和感のない空間なのだ。
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