高学歴なのに低収入な人の事情「自分より偏差値の低い上司とは働きたくない」
夏季や冬季の集中講義では臨時講師として雇ってくれるが、それ以外は模試の試験官バイトがあるのみ。業界的に高学歴の講師は飽和状態にあり、ほかの塾で求人を探すも仕事は見つからなかった。
「結局、兼業で家庭教師をして、何とか月収23万円。一般企業に転職すれば収入は増えるかもしれませんが、自分より偏差値の低い大学出身の上司に指図されるのは耐えられそうにありません」
気がつけば、42歳。高学歴という金看板を捨てきれないまま、彼は今日も教鞭をふるう。
<取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>
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