着用すると“ゴリラもたやすく倒せる怪力”が手に入るスーツが実現!?

【科学技術編】
SF小説『宇宙の戦士』のパワードスーツ ⇒ ロボットスーツHAL


 SF小説『宇宙の戦士』に登場のパワードスーツ。着用すると“ゴリラもたやすく倒せる怪力”を手に入れられるというが、数年前にかなり近いものが実現している。

 それがロボットスーツHAL。筋肉を動かそうとしたときに発生する生体電位信号を読み取り、筋肉の動きをサポートしてくれるという代物。40Kgの荷物を数Kg程度の感覚で持つことができ、スーツ自体が重量を支えるから装着者が重く感じることもない。『新世紀未来科学』の著者でサイエンスライターの金子隆一氏はこう見る。

「このような形態のものは’60年代から開発が進められていましたが、当時は体の外側に付ける重機といった具合で、『エイリアン2』に出てきたようなゴツいものでした。HALの登場で“着用して数時間実用できるもの”が、ようやく形になったという印象です」

 では今後はどのような進歩を?

「上着を羽織れば下に着用していることもバレないぐらい軽量化・薄型化が進むでしょう。またHALの技術の延長線上で、入力装置としてのデータグローブのようなものを全身に装着すると、遠方のロボットが装着者の動きを完全になぞるといった技術の開発も進められています。さらに進歩すれば、頭で考えるだけで遠方のロボットを自由に動かせるようになるはず。実際、マサチューセッツ工科大学では、頭に電極を付けた猿が考えただけで、200Km以上先のロボットアームがバナナを取るという実験も行われていますからね」

― 続発する[フィクションの現実化]を大検証【4】 ―




おすすめ記事