年収500万円で購入できるマイホームの限界金額はいくら?
2年前におこなった同企画の調査では「足立区綾瀬」とギリギリ東京23区内の新築マンションが購入できたが、今は都内でファミリータイプの新築購入は難しいという。
「3LDK以上の新築マンションとなると、東京駅から電車で1時間超の埼玉県三郷市が限界値でしょうね。中古マンション価格もここ数年で上昇していますが、築35年以上の旧耐震基準物件なら都内で購入可能。ただ、旧耐震に大切な家族を住まわせたくないと思う方もいる。新耐震での中古マンションの限界値は埼玉県蕨市(東京駅から電車で30分)となる。一戸建てともなると新築・中古にかかわらず、都心は無理。千葉県や埼玉県、神奈川県の奥のほうまでエリアを広げる必要があります」
背伸びをせずに、家族が安心して暮らせる家を建て、自分は1時間以上かけて通勤する。それが年収500万円男の現実なのである。
【限界値】
郊外の新築マンションで3125万円!
6/7発売の週刊SPA!に掲載されている特集『[年収500万円男]の新限界値』では、「住宅」以外にも「年収500万円男が子どもの教育にかけられる限界値」「年収500万円男が維持費も含め購入可能な車」「年収500万円男が可能な老後貯蓄」「年収500万円男がかけてもいい保険」「年収500万円男が所持可能な愛人」などを識者の解説をもとに徹底調査。新たな日本人の平均ライフを浮き彫りにしている。 <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部 イラスト/スズキサトル>
●「プリンシプル住まい総研」所長・上野典行氏
住宅情報タウンズ・住宅情報マンションズ編集長などを経て現職。不動産会社のコンサルタントや全国各地での講演活動を行っている
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