更新日:2016年08月01日 20:16
スポーツ

「視覚障がい者柔道」はスリリングでおもしろい。金メダリスト正木健人選手がその魅力を語る

この競技ならではの魅力を多くの人に知ってほしい

 以来、視覚障がい者柔道に打ち込んできた。その中で、この競技ならではの魅力も知った。 「組んでから試合が始まるので、普通の柔道と比べると、小細工がほとんどないんです。まったく柔道を知らない人が見ても楽しめるスリリングなところが良さだと思います。パワーとパワーの勝負をぜひ見てほしいです」  柔道を超えて競技全体をも思う。 「パラリンピック競技の中で柔道は予算がありますが、競技によっては自己負担が大きいようです。もっとさまざまな支援があれば選手も活躍できるし、障がい者スポーツも活気が出ると思います」  柔道への、そしてパラリンピックの競技への関心を高めるには好成績は欠かせない。 「結果を求めていきたい。目の前にあるリオ、そして2020年の東京でも優勝したいですね」  第一人者は活躍を誓う。 【正木健人選手】 ’87年、兵庫県生まれ。エイベックス所属。生まれつき弱視であったが、中学より柔道を始め、高校時代はインターハイでも活躍。’12年にはロンドン・パラリンピックに出場し、金メダルを獲得。リオ日本代表も内定している (c)avex challenged athletes ― 「障がい者スポーツ」激アツ観戦ガイド ―
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