スポーツ

「健常者と障がい者の交流が自転車競技を面白くする」リオ・パラリンピックで金メダル期待の藤田征樹選手

 開会までいよいよとなったリオデジャネイロ五輪。そちらももちろん気になるところだが、その1か月後の9月7日からスタートするリオデジャネイロ・パラリンピックにも見逃せないアスリートが出場している。注目の日本人選手を紹介しよう。

会社員と競技者を両立し自転車で王者を目指す!


藤田征樹選手

藤田征樹選手

 5つの大陸を表す色、緑・黄・黒・赤・青が、虹の配列のように襟と袖、胴回りに施された栄冠のジャージ。フランス語で「アルカンシェル(=虹)」と呼ばれ、自転車競技世界選手権の優勝者のみが着ることを許される名誉を纏って現れた藤田征樹選手。ロードレース(競技クラスC3)現世界王者で、リオ・パラリンピックで金メダルが期待される選手だ。

 大学でトライアスロンに打ち込んでいた藤田選手が、両足の膝下を切断する大怪我を負ったのは、19歳の夏に遭遇した交通事故でのこと。しかし不屈の精神で、事故後2年もたたないうちに、トライアスロンの大会へ復帰する。’08年の北京パラリンピックにはパラサイクリング日本代表として初出場、3個のメダルを獲得。

「トライアスロンの中で自転車を強化したいと思ったのが、この競技に進むきっかけでした。当時はトラックレースに照準を絞り、スタート、その後の加速を徹底的に練習。結果、2個の銀メダルに繋がりました。工夫を施し、自転車に重りを付けてトレーニングをして、力強く、トップスピードに乗せる技術を身につけました」

次のページ 
健常者と障がい者の交流が自転車競技を面白くする

1
2




おすすめ記事