【婚活支援福袋】男性目線で選んだ勝負服
―[[婚活支援ビジネス]活況リポート]―
【婚活支援福袋】
男性目線で選んだ勝負服などが詰まった福袋を発売
福袋といえば、デパートにとってお正月商戦を盛り上げるために欠かせないもの。そのなかで今年、松屋銀座が打ち出したのが「婚活支援福袋」。中にはワンピースや小物をはじめ、エステ券や縁結びで有名な神社の絵馬まで入った、「これさえあれば大事なデートもお見合いも安心」という充実ぶり。果たしてこのユニークな福袋誕生の経緯とは?
「“婚活”が流行し、改めて周りを見回したときに、やはり女性のほうが結婚への意識が高いと感じたんです。それなら、頑張っている女性を応援できるような福袋をつくれないかと思いまして。中身の服については、結婚適齢期であるアラサー男性社員を集め、男心をくすぐるリボン付きワンピース、清純なイメージの白いファーボレロなど、“男目線での究極の勝負服”を厳選しました」(婦人服売り場主任・島田成一郎氏)
値段は、エステ券だけで2万1000円相当なのに、松屋創業140周年を記念して1万4000円に設定。採算度外視のため限定10個の販売だったが、「ご用意いた福袋が開店5分で完売いたしました。女性の“婚活”への関心は予想以上に高く、正直驚いています。」(広報課・大木幸生氏)と、“婚活市場”の手ごたえは十分だったようだ。
また、そごう横浜店でも、男女各1名限定の「婚活福袋」を販売。男性用はスーツ一式に眉カットとヘアカット、女性用はワンピース&ファーにヘアメイク、さらに男女共にフォトスタジオでのお見合い写真撮影と、ペアディナーが提供される。
「婚活関連の商品には話題性もニーズもあると感じて企画しました。ヘアサロンやフォトスタジオ、レストランなどを備えたデパートの特性を、存分に活かした福袋になったと思います。5万円という設定は破格でしたが、これで当店の各施設の認知度が上がれば嬉しい限りですね」(販売促進部広報担当・花岡陽子氏)
婚活が、デパート業界全体の活性化に一役買いそうだ。
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