更新日:2022年07月15日 17:49
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ネット情報に踊らされたうつ病患者の行く末。自己判断で“断薬”したら緊急入院するはめに…

 その後、ネットの情報などから「薬に意味はない」と判断した岩本さんは勝手に断薬をしてしまう。 「今までになく強い耳鳴りや筋肉のけいれん、過呼吸が起こるようになり、病院に緊急入院されました。当然、仕事はクビに。今はまた別の抗うつ剤を飲んでいますが、これが正しいのかもわかりません」  ネットに踊らされたとはいえ、その現状はあまりにも可哀想だ。 ★高橋宏和先生(内科認定医)の診断 勝手な断薬は絶対NG! 医師と相談して減薬を 「うつ病の薬を急にやめるのは本当に危険。副作用の危険を煽る記事を鵜呑みにして勝手に服用をやめるのは絶対にやめてください。服用中の薬の効果が感じられず、量を減らしたいなら、医師に相談してください」
高橋宏和氏

高橋宏和氏

【高橋宏和氏】 内科認定医。大学院修了後、松下政経塾などを経て、松戸神経内科・JCHO東京高輪病院勤務。著書に『3分診療時代の長生きできる受診のコツ45』 <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>
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3分診療時代の長生きできる受診のコツ45

納得の診療をうけるための「受診のコツ」を紹介

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