元金は一向に減らず、延滞して督促の電話が来れば別のカードの枠で借りて利子だけを払う日々。買い物もほとんどリボ払い。一発逆転をかけてサイドビジネスを始めるも失敗し、むしろ教材代に払ったぶん借金がさらに増えた。 「その頃には借金総額が500万円を超えていて、返済額が月給とほぼ同じ15万円。さらに一括返済を求めてくるクレジット会社まで出てきて……法テラスに相談して自己破産しました。今は弁護士費用を分割で払っている最中です」 　取立てをされることもなくなったが「もう借りられる先がないので、もし自分に何かあったときが不安だ」と話す小松さん。無計画すぎる借金生活の代償はあまりにも大きかった。 　8/2発売の週刊SPA！に掲載されている特集『じわじわ増えている［借金生活者］の闇』では、上記のような借金生活者が多数登場。借入額、借入先、借金の理由など詳細にわたってリポートしている。また、「借金をやめるためにすべきこと」「うまく借りるためにすべきこと」に関する識者による考察も掲載。借金がある人も、誰かにお金を貸したことがある人も、必読の特集になっている。＜取材・文・撮影／週刊SPA！編集部＞