社内の罰則も使いようによっては業績アップ!?
ポジティブ系罰則編
罰則も使いようによっては業績アップ!?
罰則と言うと、理不尽なものをイメージしがちだが、もちろん中には有意義なものも多数ある。
「遅刻1秒につき、うまい棒一本」(27歳・広告)などは、遊び心がありかわいらしい。しかし、よくよく考えると1時間の遅刻で3600本も買わねばならず、意外と手厳しい罰則……。このペナルティのおかげで、遅刻が減ったそうな。また、「書類のミス3回で全員にジュース。月初が忙しい業種のため、毎月1日は1度のミスが2回分にカウントされる『ミス2倍デー』になっています」(28歳・医療事務)と、スーパーのポイント大還元を真似た罰則も。おかげでミスが減り、仕事の効率性が上がったナイスアイデアだそうだ。
ほかに、タブー系の罰則規定がある会社も多く、「うちの会社では、ため息をつくと1回につき100円の罰金。それが決まった途端、社員のため息が激減しました」(39歳・製造)と、よい結果が引き起こされることも、ままあるらしい。このように、車内の雰囲気をよくしようという罰則作成者の意思を感じさせるが、「この不景気のせいで業績の悪化が続き、仕事のグチ以外に話題がない。結果的には社員が無口になっただけ……」よか。前向きな罰則だけではなく、社員がもっとポジティブになることが必要かも!?
さらに、罰則は一般社員だけではなく、上司たちに適応されることも。
「8時以上まで残業させられる場合、課長が残った社員たちに、チョコを一つずつくれます。女性社員は大喜びです!」(27歳・金融)、「深夜残業の際には、残っている社員で夜食の買いだしをします。下っ端の社員は一人500円出せばOKだが、課長以上は2000円という決まりができ、課長以上は残業しなくなった」(48歳・SE)
上司が残業しているから、部下が帰りにくい……というありがちな状況を打破できる画期的な罰則かも。
そして、罰則が適応されるのは、なにも業務分野だけではない。
「毎朝ラジオ体操をするのが我が社の日課。体操に気合が入ってない人はトイレ掃除をさせられるので、誰もが必死に体操している」(29歳・商社)
社員の士気は上がるし、職場の雰囲気も改善される。「おかげでウチの部署の営業成績は抜群です!」と、罰則も使い方次第では絶大な効果を生むようだ。
― 我が社の[(驚)罰則規定]爆笑&激怒リポート【3】 ―
この特集の前回記事
ハッシュタグ