居酒屋、回転寿司…得する「コスパのいい店」の見分け方
以上の基本を踏まえたうえで、我々が足を運びやすい大手チェーンからおすすめの店を聞いた。白根氏が絶賛するのが、自身も訪れるという居酒屋の鳥貴族だ。
はんつ遠藤のうどんマップ東京・埼玉・神奈川・千葉』(幹書房)など、手掛けた書籍は実に26冊にも
【米川伸生氏】
回転寿司評論家。『TVチャンピオン2』の回転寿司通選手権で優勝。テレビや雑誌など多数のメディアで活躍。著書に『回転寿司の経営学』(東洋経済新報社)
【菊川義弘氏(仮名)】
外食コンサルタント。多くの業態の飲食店の立ち上げに携わってきた、外食業界で30年以上働くベテラン。コストを削減しつつ、売り上げを伸ばす手腕には定評あり
― [外食の原価]儲けのカラクリ ―
「多くの均一居酒屋は低価格設定に帳尻を合わせる形であらゆる原価を抑える発想です。しかし鳥貴族は、例えば、昼帯しか働けない主婦を労働力として活用するために仕込み作業だけのバイト枠をつくるなど、試行錯誤の結果の価格設定。他店は鳥貴族の安さをマネているだけで、クオリティは到底及びません」
また、とりわけ原価率の高い食材が海鮮。コスパ的には最も優れている外食ともいえる回転寿司のおすすめを回転寿司評論家の米川伸生氏に聞いた。
「原価率50%を打ち出しているスシローです。マグロやハマチは店内で切るので味もピカイチ。マグロに関していえば、中トロを普段提供している倍の大きさで提供する『倍トロ』というイベントなんかもやっています。100皿限定ならわかるけど、最も原価を圧迫するマグロでこんなサービスをするのは、他ではちょっと考えられません」
原価とそれにまつわる店の“創意工夫”を知れば、通い慣れた居酒屋も違って見えるかも!?
<プロが考える外食で損をしないための3原則>
・入店したら、まず和食の一品メニューを食べてみるべし
・季節限定のメニューを提供している店を選ぶべし
・看板メニューの価格が突出していない店を選ぶべし
【白根智彦氏】
シェアハピネス 代表取締役。東京・京橋でワインと豚肉料理の店「ぶーみんVINUM」など複数の飲食店を経営。フードコンサルタント、ハンバーガー研究家としても活動
【はんつ遠藤氏】
フードジャーナリスト。幅広いジャンルのグルメに精通し、『1
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