居酒屋、回転寿司…得する「コスパのいい店」の見分け方
デフレが進む外食産業の原価にまつわる裏事情をプロが暴露。食材費を抑えつつ、人件費、テナント料などが上乗せされた価格設定のカラクリを明らかにする。食材の純粋な仕入れ値から考える、本当に頼んで得するメニューはこれだ!
我々はどのようにしてコスパのいい店、得するメニューを見つければいいか?
プロから見たコスパのいい店を見分けるコツについて、フードコンサルタントの白根智彦氏がまず味の部分からアドバイスをする。
「例えば、おひたしや煮物などの和風おつまみなどを注文してみてください。日本人が長年親しんできた味なので、素人でも良しあしが判断しやすい。ひと手間が味を左右する和食をサボっていない店はコスパの部分でも優良店であることが多いです」
一方、フードジャーナリストのはんつ遠藤氏は店のヤル気を指標にすることをすすめる。
「季節限定メニューがある店はそれだけ熱心で一生懸命。旬の食材はおいしいのはもちろん、仕入れも安く済むのでコスパ的にも注文して損はないでしょう。逆に広告にたくさんお金を使っている店は要注意。安く提供する努力よりも、認知度を上げることを優先している姿勢もそうですし、当然、原価に広告費が上乗せされていると考えるべき」
メニューを眺めるとき、その店が売りにする看板メニューに注目すべきと話すのは外食コンサルタントの菊川義弘氏(仮名)。
「看板メニューの安い店=コスパのいい店です。当然、看板メニューは原価率が高いため、店側の儲けは少ないですが、ほかのメニューと合わせてトータルの原価率を抑えればいいというやり方がしっかりできている証しだと言えるでしょう」
外食で損をしないために気をつけるポイントとは?

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