イタいInstagram投稿をする“空想クリエイター”たち…写真はなぜかモノクロ、彼女をアートの一部にetc.
就職活動を通して、自分を模索する大学生たちの姿を描いた話題の映画『何者』(10月15日より公開)。
佐藤健演じる二宮拓人の“冷静分析系”、二階堂ふみ演じる小早川理香の“意識高い系”など、この映画では現代の若者の傾向を細分化した人物が登場していたが、その中でも特に「いるいる」と共感を呼んだのが、岡田将生演じる宮本隆良の“空想クリエイター系”の類。
同映画で隆良は、丸メガネにゆるパーマの外見から、就職という決められた世間のシステムに意を唱えるという、少々口だけ感が強いクリエイティブ職種志望の若者として登場している。
現実にも存在する彼らが、自らのアイデンティティを証明する上で不可欠なものなのが、InstagramやTwitterなどのSNS。履歴書代わりとばかりに、一つ一つの投稿の情報量が多く、タイプの違う人間から見ると、話のネタとして槍玉にあがる対象となる。
だが、1つ問題なのが、自らが個性的と思いこんでSNSに投稿する数々の作品が、きわめて凡庸かつ既視感のあるものという指摘が少なくないこと。矛盾しているようだが、彼らの作品の多くが「量産型クリエイティブ」になってしまっているのだ。
本記事では、都内に住む20代の男女19名に聞いた、身近にいる“量産型クリエイティブ系”若者が投稿しがちなイタいSNS投稿を紹介しよう。
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