R-30

ブラック企業に転職した30歳童貞男の行く末

ブラック企業童貞は傷つきやすい。映画『モテキ』の中でリリー・フランキー氏演じるモテ男のセリフである。それを証明する人物が実在した。30歳にして未だ童貞の板橋幸助(仮名)さんだ。

童貞というだけでも少なからず哀れんでしまうのに、追い打ちをかけるのは転職先がブラック企業だったということ。正直、興味のなかった通信業界だったが、他に当てもないので転職を決意。それが致命的なミスとなる。誰よりも傷つきやすい板橋さんが、耐えられる職場ではなかった。

営業成績が振るわず、会社からはお荷物扱い。何も生み出さない用なし人間というレッテルを貼られ、関連会社へ異動を命じられた。

「仕事できないヤツに価値なし」

「どんな(悪い)商品でも売るのが仕事だろ」など、言葉の体罰は当たり前。退社した今でも、職場があった駅に降り立つと体が震えるという。ナイーブすぎるとは思うものの、忘れてはいけない“童貞”という事実。

昨年受けた公務員試験も不合格だった。

「公務員の種類にもよるけど、年齢制限は30歳が上限のものが多い。もう、何もない……」。

童貞を卒業して、まず自信を付けたほうがよさそうだ。

― 30代男がハマった[人生の落とし穴]告白集【4】 ―

イラスト/大ハシ正ヤ(http://ameblo.jp/kokeshitati/




おすすめ記事