更新日:2017年05月23日 19:47
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自衛隊の若手隊員はヒゲの脱毛を強要されている!?

「ローカルルール」なるものは、さまざまな業界内にも存在するものだ。外から見ると、「そんなことして何の意味が……?」というような、奇妙で業界内になんとなく存在する慣習の実態に迫った。

ヒゲは剃り残し厳禁。若手隊員の間で脱毛が慣習化

自衛隊 組織として秩序を重んじる自衛隊には、規則や慣習が数多く存在する。でも、なかには「なぜ?」と疑問に思うものも多い。 「ベタなところでは『雨が降っても傘をささない』ですね。これはいつどこで何が起きても対応できるように両手を自由にしておくためです。ただし、雨足が強いときには雨衣を着用して任務や訓練を行います。それでも十分ずぶ濡れになりますけどね(笑)」(38歳・男性・陸上自衛官)  夜間や冬場は体が冷えてキツそうだが、確かに傘で片手が塞がっては作業にならない。  ちなみに身だしなみには細かいルールがいくつもあり、特に隊員たちを悩ませているのがヒゲに関するものだという。 「部隊で異なりますが幹部以外は基本NG。それでいて宿舎では毎朝剃る時間がなく、剃り残しは厳禁。そのため、ヒゲ脱毛をする隊員が増えた結果、若手隊員が先輩から髭の脱毛を強要されるようになったんです。ただ、洋上の海自は水が貴重なので、陸自や空自に比べるとヒゲにはやや寛容です」(34歳・男性・航空自衛官)
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ほとんどの隊員はネックレスを着けているが、問題ない?
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