更新日:2022年08月28日 09:11
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裏アカウントの情報が流出…犯人は特定できる? 法的対応や慰謝料はとれるの?

 それでも、相談に来る10人中1~2人は実際に依頼をするという。 「ただ裁判で勝っても慰謝料額は高くても100万円程度で、相手が払えなければ回収できません」  そして実際に開示請求してみると、加害者が被害者の予想外の人物であることも少なくない。 「顔見知りもそうですが、見知らぬ人や一度会った程度の場合も意外と多いです。最も多いのは元上司や元職場をなじるものですが、ブログを見て気に入らなかったとか、目についたからという理由で一方的に誹謗中傷することも」  裏垢を巡る状況はどうなるのか。 「今後も事例は減ることはないと思うので、状況に合わせて法改正されていくことを期待します」 【清水陽平氏】 弁護士。法律事務所アルシエン所属。ネット中傷、炎上、2ちゃんねるの削除要求などを得意とする。著書に『サイト別ネット中傷・炎上対応マニュアル第2版』(弘文堂)など ― [裏アカウント]マル秘調査 ―
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