リストラされやすい大学は?「明治vs法政」で比較してみた結果…
ただ、明治大卒もまた社畜気質は他大学よりも強く、法政大卒と同様にブラック職場で働き続けてしまう傾向はある。
「飲食店の現場で3年間残業月80時間で散々コキ使われても、給料は16万円で据え置きでした。ある日、突然全く経験のないサイトを立ち上げ、1年で1000万円を稼ぎ出せと上からムチャ振りされ、会社は辞めさせたいんだなあと察し、すぐに退職しました」
そう語るのは明治大卒の今井幸一郎さん(仮名・35歳)。最近、前の会社が半年前に倒産したことを知ったという。
どこかで見切りをつける明治大卒に比べ、社畜度が高い法政大卒のほうはリストラされるまで辞めない。法政大の場合、男は黙って耐え忍ぶ――時代錯誤な昭和の根性論が裏目に出ることも少なくないようだ。
<明治vs法政 リストラ対決>
●生涯賃金
明治:3億7688万円
法政:3億8103万円
●貯蓄額
明治:484万円
法政:750万円
●課長以上の割合
明治:35.2%
法政:48.2%
★会社を辞める勇気を持った明治の勝ち
※算出方法:生涯賃金…卒業生の就職先データを基にAFGが試算/他項目…30~49歳の大学を卒業した男性2900人へのアンケートから該当者を抽出
【石渡嶺司氏】
大学ジャーナリスト。全国の大学300校以上を実際に見学し、教育・就職分野に精通。著書に『キレイゴトぬきの就活論』(新潮新書)など
【石原壮一郎氏】
コラムニスト。“大人”研究の第一人者。『大学図鑑!』(ダイヤモンド社)、『オトナの学歴図鑑』(双葉社)など大学関連の著書多数
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