更新日:2016年01月12日 20:24
エンタメ

『孤独のグルメ』静岡おでん屋のママはアムロ似の美人

私事ではあるが筆者(週刊SPA!編集部M)は千葉県・新浦安に因縁があり、駅からバスで10分ほどの「Loco Dish(ロコディッシュ)」という静岡おでんの店によく行く。先日も行ったところ、「こんどドラマ『孤独のグルメ』に出るんですよ! 」と聞いてびっくり。1月25日(水)深夜(テレビ東京)に放映された。これも何かの縁なので、プラスアルファ情報をちょっと紹介しよう。
静岡おでん

静岡おでんは牛すじが入っていて、見た目が黒い。お持ち帰りもあり

ドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京、毎週水曜・深夜0時43分~)は、週刊SPA!で不定期連載中の同名マンガが原作である(原作:久住昌之、作画:谷口ジロー)。中年男がふらりと店に立ち寄り、独り思いをめぐらす異色のグルメマンガとしてロング&ベストセラーになっている。
ロコディッシュ

店主・オーナーの恭子さん

「なぜ新浦安の住宅地にいきなり静岡おでん?」と思うが、それは店主・加賀谷恭子さんの“おでん愛”のたまものである。 彼女が生まれ育った静岡市では、おでんは学校帰りに駄菓子屋で買うような身近な存在。いったんは千葉県の大企業に就職したが、故郷のソウルフードを広めようと、2004年に「ロコディッシュ」を開店したのだ サラリーマン時代から味噌・豆腐まで自分でつくるような料理マニアだった恭子さんが、静岡「おでん街」に学んだだけあって、味は本格派だ。名物「黒はんぺん」など練り物は、静岡の老舗から取り寄せている。 また、彼女の「自然な素材」へのこだわりは尋常ではなくて、以前筆者がコンニャクを頼んだら「コンニャク芋の季節じゃないから、ないんです」と言われて、のけぞったことがある。 季節の野菜を中心とした「串フライ」もおいしい。先日食べたレンコンやサトイモの串フライは、あきらかに野菜が元気でムチムチしていた。シメには、なぜか沖縄のタコライス。なぜか泡盛もある。
ロコディッシュ

恭子さんはボランティアで東北被災地やインドに飛んでいってしまう弾丸娘だ

現在は料理スタッフがいるので、美人店主・恭子さんは接客していることが多い。アムロに似ていると思うのだが、どうだろうか? ⇒【拡大画像】はこちら https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=137876 『孤独のグルメ』は、大半が主人公の胸中のモノローグだ。「撮影のときは、ほとんどセリフもなくて、シーンとしてました(笑)。原作者の久住さんもいらして、マンガにサインしてもらったんですよ」と恭子さん。 このドラマに出た店には行列ができたりするというが、おでんだけを目当てに行くには、ちと遠い。「ロコディッシュ」から徒歩5分ほどの日帰り温泉「大江戸温泉物語 浦安万華郷」や、隣の駅である舞浜「イクスピアリ」(東京ディズニーリゾートのショッピングモール)と抱き合わせで行くのも一興かも。 また、店から徒歩2分の「総合公園」からは、広々とした海が眺められるので、散歩するとちょっとした観光気分である。 残念ながら「ロコディッシュ」は2012年3月11日で閉店となり、姉妹店のNEO(東西線・浦安駅)に引っ越すという。ドラマのまんまの店に行きたければ今のうちだ。
ロコディッシュ内観

店内はカフェ風。子連れママのランチ客も多い

●ロコディッシュ http://www.locodish.com/ ●「孤独のグルメ」番組サイト http://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume/ 文/日刊SPA!取材班
孤独のグルメ 【新装版】

孤独な男のアンチ食通の美学!

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