選挙運動員の苦悩の日々

選挙運動員の苦悩の日々 違法行為とは知らずに選挙活動を強いられあげくは熱中症に! 「下手をしたら選挙法違反で逮捕されていたかもしれないんです」  と失笑交じりに語るのは、会社からの業務命令を受け、ボランティアとして選挙事務所で働いていた橋本修一さん(仮名・41歳)。 「選挙活動の一環として企業訪問を強いられたのですが、そのときに自分の会社の名刺を持って回っていたんですね。でもこれって企業営業と見なされる違法行為らしくて……。候補者が落選していたら逮捕の可能性があったことをあとから知ってぞっとしました」  この活動が「違法だと知らずに活動をしていた人も多くいたはず」というから恐ろしい。さらに、アルバイトとボランティア・スタッフの扱いの違いも泣かされた。 「アルバイトには用意されているお弁当もないし、ボランティア・スタッフへの指示はなぜか命令口調。そんな状況下でストレスが溜まることも多く、お昼に自腹でお弁当とビールを買って、ほかのボランティアの人たちと『やってられねーよ』と愚痴をこぼしながらやっていたこともありました」  そんな選挙活動を約1か月半続けたという橋本さん。気温36℃という猛暑の中での選挙活動も多く、あげくは熱中症になってしまう。 「選挙活動後にも症状が治らずに、会社を1か月休みました。でも活動中は有休扱いで労災は下りないし治療費もすべて自腹。ボランティア・スタッフなんて、ただの兵隊ですよ! 僕のような被害者はほかにもたくさんいるはずです!」 ― 本当にあった[選挙活動]爆笑事件簿【3】 ―
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