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縮小する日本社会で生き延びるには「管理職より“兵隊”を目指せ」

――そんな状況のなかで会社員が生き延びるにはどうすればいいのでしょうか? 中沢:今の40代の人が60代になる頃には、いくら市場が縮小していても、労働者が今の2割減している状態なので、呑気な管理者なんて不要な存在どころか、普通にしていてもそんな暇はなくなる。ただし見方を変えれば、兵隊として働くニーズは残っています。生産性向上という言葉が最近は言われるようになったが、向上したら会社に居場所がなくなる人がたくさんいる以上、相当に骨のある経営者でないとその観点からの変革はできない。そして残念ながらサラリーマン上がりの社長が多いので、そんなことできない。需要と供給バランスを考えると、管理職を目指すよりは、兵隊として生き抜く方が安全な確率になるはずです。 サラリーマン――市場の縮小と労働力不足が原因となって、マネジャー、管理職はどんどん不要になっていく中では「兵隊化」は有効な生存戦略になりそうです。 中沢:もちろん兵隊でいる限りは給料が上がることはないが、残業代も出るし、経済合理性と失職リスクを合わせて考えたらまったく損ではない選択肢です。仮に上司が何かやらかして「兵隊の中で一番ベテランだし、次の管理者やってみるか?」という打診を受けたとしても、断るのが延命上は利口。妙にチャレンジしたところで、バーが高いし、リスクが大きい。法律のおかげで、日本のサラリーマンは固定給が下がりにくい一方でボーナスは大きく下がることがある。ボーナスはゼロのつもりで生活設計しておくべきです。 【中沢光昭氏】 企業再生をメインに経営者としても業績低迷、破綻企業の再生を手がける。著書に『好景気だからあなたはクビになる!』がある <取材・文/週刊SPA!編集部>
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