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路線バスの自動運転化は実現するのか?

 また、民間では日本最安運賃で知られる岡山県の宇野自動車でも今年度から自動運転バスの実用化実験を開始する予定だという。 「自動運転の自家用車が普及すると、路線バスはさらに厳しい環境になると思われます。そうした点からも、我々も自動運転バスの導入は不可欠。最新技術の導入を積極的に行うことで、よりよいサービスを提供し続けなければなりません」(同社・担当者)  自動運転が実現すれば、運転手不足も赤字路線の維持も解決しそうだ。が、前出の鈴木氏は、「そう簡単な話ではない」と釘を刺す。

完全無人ではなく部分導入を進めるべき

「実用化されるとしても、10年単位の未来の話。運転士不足はせいぜい5年以内になんとかしないとマズい。自動運転バスの実用化ですぐに問題解決というのは難しいでしょう。また、バス停で待っている客が乗るか乗らないかを適切に判断するなど、技術的な課題もある。ただ、他の車が進入しない専用レーンなどを導入すれば、早期に実用化される可能性もあります。完全な無人自動運転ではなくても、早く実証実験を進めれば今後に大きな期待が持てますね」  自動運転の実用化にはまだ時間がかかりそう。ただ、いったん実現すればバスの苦しい環境を一変させる武器となることは間違いない。自動運転バスの一日も早いデビューに期待したいところだ。<取材・文/古澤誠一郎> ― [路線バス]が消滅する! ―
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