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800万円かけた副業が大失敗…アプリ開発で惨敗した男の後悔

ブロガー、インフルエンサー、YouTuber……「インターネットで稼ぐのが当たり前の時代」といえど、勝者はほんの一握りといわれる。そこで大多数の負け組たちが、ネット副業の地獄をとくと語った。 ネット副業は生き地獄だった

800万円をかけて開発したアプリが惨敗

 スマホ全盛時代、アプリ開発は需要の尽きない分野。佐野克実さん(仮名・43歳)もそこに成功を見いだした一人だったが……。 「当初は企業から制作を請け負うことが多かったのですが、単価も徐々に下がってきたので貯金を崩して仲間を集め、800万円の費用をかけて大型アプリの開発に挑みました」  開発したのは、親子が一緒に楽しめる絵本アプリ。イラストには有名絵師、読み聞かせ機能には大御所有名人を起用したところメディアに取り上げられ、アップルからのオファーを受けアップルストア内でイベントを開催。イベントも大好評に終わり、鳴り物入りのスタートを切ったが……。 「しかし、蓋を開けてみると500円のアプリに課金したユーザーは80人程度。貯金をすべて失い、撤退せざるを得なくなりました」  その後も購入者はなく、OSの大幅変更があった際に一部のコンフリクトが発生し、放置するしかない状態に。そうした“幽霊アプリ”に対する規定も厳しくなり、ストアからは抹消されてしまった。話題性があり、クオリティが高ければ売れるわけではないアプリ開発の現実を突きつけられたのだった。  現在は、アプリ開発のときに集まったデザイナーたちの才能に助けられ、中古住宅のリノベを請け負う仕事をしているのがせめてもの救いである。 「こちらも状況は芳しくはありませんが、一案件で動く額が大きいので何とかしのいでいます」 <地獄指数> ※MAXは★5つ 徒労度 ★★★★★ ストレス度 ★★★ 収益度 ★ ― 負け組が激白[ネット副業は生き地獄]だった! ―
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