「辻ちゃんのPVが増えるのは許せない!」タレントの炎上ブログを監視し続ける“鬼女”の実態
だれもが自由に情報発信できる時代、タレントのブログで炎上が起きることは珍しくない。とはいえ、「炎上ブログがカネになる」とはアメブロ全盛期の数年前によく言われた言葉。PV(閲覧数)に応じてタレントの懐にインセンティブとしてお金が入る仕組みであることは周知の事実となっているが、炎上すればするほど嫌いなタレントが私腹を肥やすのは許せない……そんな“鬼女”たちの存在をご存知だろうか。
鬼女たちは、嫌いなタレントのブログのPV数が増加しないように注意しながら、悪い噂や誹謗中傷などをネットに書き込むことを生き甲斐としている。ネットにかじりついていられるほど時間に余裕のある主婦が多いのでは? とも言われているが、その日常生活や実態とは……!?
「最近、頻繁に辻ちゃんのブログが炎上してるじゃないですか……あれにうちの妻も狂喜乱舞で参加しているんですよ」
衣料メーカーに勤務する山村明義さん(仮名・38歳)の妻(31歳・主婦)は、いわゆる “鬼女”。特に元モーニング娘。の辻希美を目の敵にしており、昼夜を問わずブログを監視している。
辻希美がブログを更新すると、まずPVがなるべく上がらないよう鬼女たちの決まった1人だけが見に行き、スクショ画像を鬼女掲示板に貼り付けて報告する。それからみんなで見るんだそう。
「辻ちゃんがランチプレートに味噌汁を置いていて頭がおかしいとか、いちご狩りに行って煉乳をつけて食べるなんて素材の味を殺しているとか大喜びで書いているんですが……そんなに嫌いならブログなんか見なきゃいいと思いますし、一日中掲示板に張り付いて辻ちゃんのことばっかり考えて。結局、辻ちゃんに支配されてしまっているように見えますね」
妻は炎上が盛り上がると監視に集中するため、夕食はカレーやシチューなどの煮込み料理を大量に作り置きしておく。そのため、同じ料理ばかりを毎日食べさせられている山村さん。
「辻ちゃんの料理を毎日のように『味噌汁のワカメ多過ぎw ヘドロ沼みたいwwww』とか口汚く罵っているのに、お前はなんだよと思いますね。最近はもう、仕事帰りに大戸屋で定食を食べるとホッとするようになってしまいました。カレーやシチューはもう見たくもありません」
嫌いなタレントのブログを監視し続ける鬼女の実態
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漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。
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