恋愛・結婚

17歳年上の40代バツイチおじさんと交際してみたら…Facebookの「いいね!」攻撃が怖すぎる

おじさんが毎週車を飛ばして会いにくる

 それからおじさんは美和さんに、バツイチで5歳の子どもがいること、元妻は隣の県に住み、定期的に子どもの面会をしていることを打ち明けてから、美和さんに交際を申し込んだ。もちろん驚いたというが、オーケーすることにした。 「年上ぶらないし、説教しないところもいいなと思って。年明けからおじさんが凄くアクティブで、びっくりしちゃいました」  新年になると、おじさんは金曜日の夜に車を飛ばして、3時間かけて美和さんのアパートにやってきた。そして、日曜日の夜に再び車で帰るという……。 「パワーに圧倒されて、もうたじたじ。でも私を束縛するわけじゃなくて、例えば女友達と会う約束をしても、おじさんは留守番をしていてくれるんです。帰宅すると、留守中に読んだ本の感想を言って『お前も読んでみろよ』って本をくれるんです。ジャンルはビジネスや人間関係の心理や、歴史ものが多かったですね。勉強になったし、本の購入代が浮いて助かりました」

“顔のない女性”から、SNSで謎の友達申請が

 つき合ってから1年ぐらいたった頃だ。おじさんが自分の息子の話をするようになった。美和さんに気を許してくれるのがうれしい反面、現実的なところではおじさんとの結婚は「ない」と思い始めた直後、不可解な出来事が起こったのだ。 「Facebookに、知らない女性が『いいね!』を押してくるようになったんです。顔写真もプロフィールも載っていなくて、誰だろうと思って。でも共通の友人に、おじさんがいたんです。それで、何者なのか聞いてみたら、なんと、元妻だって。ゾッとなりました。だっておじさんは私のことを元妻に話していないって」  その直後に顔写真のない元妻から美和さんに友達申請があった。 「稲川淳二のホラーよりも怖くなって……」 facebook 元妻は執念で美和さんを特定したわけで、今後ゴタゴタが起きる可能性は高そう。美和さんは怖くなってしまい、そのまま別れてしまったという。40代バツイチおじさんが20代女性と運よく付き合えても、それ以上進展させるのはハードルが高いのかもしれない。<取材・文/夏目かをる>
コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪
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