スポーツ

退職が決定した貴乃花親方「第2の人生」は政界進出か!?

「相撲学校」の設立とサポーター制度の導入

 この貴闘力の発言を受け、ネット上では「現実になってほしいと思う」「スポーツ庁長官になって外側からというか上から相撲協会を改革してもらいたい」などと、貴乃花親方に政治家転身を期待する声が溢れたが、果たして、外側から協会改革などできるものなのか? スポーツ文化評論家の玉木正之氏が話す。 「貴乃花親方は改革派と呼ばれてきたが、実は、協会のどこをどう改革したいのかについてこれまでほとんど語っていません。明らかになっているのは、相撲学校の設立と自分の部屋に導入したサポーター制度くらい。だが、協会にまだ古い因習が残っているなら、これまで内側にいて言えなかったことを世に訴えることもできるのではないか。国会議員になれば、当然、協会関係者を国会に呼んで質問をぶつけられます。  例えば、今回問題になった『すべての親方は、どこかの一門に属さなければならない』という一文は『排除規定』のようにも読めますし、現在行われている理事選は誰がどの候補に投票したかがわかる『談合選挙』ですから、公益法人の認可をしている内閣府に調査を命じることも可能となる。  ただ、相撲協会がスポーツ団体なのか伝統文化を守る団体なのか判然としないこともあり、政治家になっても改革は難しいだろう。現在、アマチュアスポーツのパワハラが問題となっているが、スポーツ庁も指導くらいしかできず、現時点でどんな有効な手立てを講じられるかを議論している段階ですし」  奇しくも、来年は3年に一度の参院選が予定されており、すでに永田町では貴乃花親方の動向が注視されているという。政治評論家の有馬晴海氏が話す。 「先ごろ、『美人タレント弁護士』として知られる亀石倫子氏が、来年の参院選に立憲民主党から出馬することが明らかになったが、沖縄県知事選や内閣改造が終わったら、永田町では各党とも来年の選挙に向けて目ぼしいタレント候補の擁立に動き始める。自民党も、総裁選で石破茂元地方創生担当相が地方票を45%獲得したのを見ればわかるように参院選は苦戦が予想され、すでに冬季五輪のレジェンド・葛西紀明選手や青学大陸上部の原晋監督を勉強会に招くなど接触を図っている。  候補者選びは、スポーツ選手なら競技別に、プロレス枠、野球枠、スキー・スケート枠がそれぞれ何万票見込めるかを調査しながら決めており、過去には谷亮子元参院議員(2010年参院選で35万票獲得)を民主党元代表の小沢一郎氏が、プロレスラーの大仁田厚元参院議員(2001年参院選で46万票獲得)を故・鳩山邦夫元総務相が一本釣りしてきた。貴乃花親方なら、一人で複数議席分の票を取れる知名度ですし、与野党ともにすでに水面下で動いています」  根回しもせず、正論を振りかざすだけでは政治の世界で改革を成し遂げることはできないが、「平成の大横綱」がどんな第2の人生を思い描いているのか? 全国民が見守っているは間違いない。 取材・文/日刊SPA!取材班 ※週刊SPA!10月9・16日合併号「今週の顔」より
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