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一人呑みへべれけ珍事件簿【酒に呑まれてやらかし編】

仕事の帰りにフラッと立ち寄った店で、静かに気ままに1杯――。そんな一人呑みは、”リセット飲み”とも言われ、いい気分転換になり、精神衛生上、とても良いとか。とはいえ、酒が回れば何かが起こる。夜な夜な、盛り場で繰り広げられる「へべれけ事件簿」は、きっと今宵、誰かと交わす杯のいい”酒の肴”になるはず

まずは、酔いどれたちの証言を
酒に呑まれてやらかし編

官僚批判の2人組とすし屋でケンカ。追い出されたのは私だった
(37歳・男・公務員)


 ご存知でしたか? ローマ神話のお酒の神様である”バッカス”は、狂乱の神様でもあるということを。加えて、たしなめてくれる連れもいない一人呑みとなれば、「寿司屋のカウンターでちびりちびりと呑んでいると、後ろでマスコミらしき2人組が国家公務員批判。仕事のストレスもあり、ついヒートアップして、『税金で食わしてもらってるなんて思ってない! お前ら、出てけ!!』と叫んだら、『出て行くのはお客さんのほうだよと、板前に言われてしまった」(37歳・男・公務員)、「トイレがなかなか開かず、ノックしても返事がない。15分後に女が出てきたのだが、『うるさいんだよ。オバサンと言ったのに腹が立ち大ゲンカ。仕事で嫌なことがあって、真っ直ぐ家に帰りたくなくて、一人、ビールを呑みに来たのに、余計なストレスをつくってしまった」(37歳・女・飲食)と、血の気が多くなるのも当然。また、「居酒屋のオヤジ相手に『安月給のオレなんて、こんな店の安酒で十分』と言ったら、『こんな店で悪かったなとオヤジに怒鳴られた」(40歳・男・IT)など、口が過ぎてしまうのも仕方ないのである。少なくとも、酔っ払っている当人たちにとっては。

◆しつこいナンパ男の上半身に落書きの逆襲

 昨今、増えている女性の”おひとりさま”が大トラと化すと、手に負えない。

「見ず知らずの隣の客と意気投合。年も名前も偽り、職場の同僚を騙り、店にいたオジサンたちにごちそうになった」(33歳・女・製造)というのは、まだまだ序の口。

「女性が一人で呑んでいると、ナンパ目的だといまだに思い込んでいる人がいる。『さみしいんでしょ』とやたらしつこい男がいて、頭にきたので上半身裸にさせ、油性ペンで身体中に落書きをしてやった」(28歳・女・メーカー)と、そもそも悪いのは男だが、反撃は、必要以上に大胆化。出禁話を告白してくれたのも、女性ばかりで、「一人で閉店まで呑み続け、バーテンを喰ってしまった。後日、同じ店に行き、また別のバーテンを喰ってしまい……自主的に出禁にしました」(36歳・女・美容師)、「マスターに出禁の理由を聞くと、泥酔して『元気ですか~!』の猪木の物マネをしながら、見知らぬ客の股間をつかんでいたらしい」(32歳・女・飲食)と凄まじい。

「酔いて狂言、醒めて後悔」と言うが、「ほぼ毎日、一人で呑み、ほぼ毎回、記憶がない」(36歳・女・飲食)なんて人もいて、後悔する記憶があるだけ、まだマシ?

― 一人呑みへべれけ珍事件簿【1】 ―




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