恋愛・結婚

ママ活大学生と会って“乙女心に火がついた”主婦、ホテルの誘いは断ったが…

ママ活の目的は“金銭”だと改めて知った

 ほろ酔いのBくんが高井さんの肩を抱き、耳元でこう囁いた。 「ホテル行く?」  若くてイケメンからの誘いに、思わず困惑する高井さん。関内の周辺にはラブホテルも多い。徒歩数分の距離だ。しかし、次の言葉で我に返ったという。 「4万円でいいよママ活 彼にとってはママ活。金銭が目的なのである。結局、ホテルの誘いは断り、カフェでの会計を済ませると、2万円のお小遣いと1万円のタクシー代を渡して別れたという。 「私、途中からこれがママ活なのを忘れてしまって。本気でドキドキしちゃってたんですよね。そんな自分が恥ずかしいです。恐らく、放っといても女のコからモテるだろう彼は、金銭が発生しなければ年増な自分とは会ってもくれないだろうし、ましてや抱いてもらえるはずもない。そんなことは最初から分かっているつもりでしたが、いざその現実を突きつけられるとショックでしたね。同時に、私はまだ誰かにときめきたいし、誰かにときめいて欲しいんだって気がついてしまって。胸が苦しいんです。どうしましょう。私、はっきり言って、恋がしたくなってしまいました」 ママ活 気分転換のつもりでやってみたママ活。そこで乙女の恋心を呼び覚ましてしまった高井さん……。ママ活は1回きりだったというが、今ではマッチングアプリを使い、“内緒の恋”のお相手を探しているのだとか。 「アプリで『今すぐ会いたい』とか『今日もずっと君のこと考えてたよ』とかメッセージがくると、まだ私でも恋ができるのかな? って。Bくんみたいなイケメンはめったにいないけど、お金なんか払わなくても私に会いたいって言ってもらえるのがうれしくて」  こうして既婚者であるにも関わらず、ママ活がきっかけで刺激的な恋を求めるようになってしまった高井さんは、今後どこまでいってしまうのだろうか? トラブルにならなければいいのですが……。<取材・文・イラスト/鈴木詩子>
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。
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