恋愛・結婚

あと一歩なのに…婚活がうまくいかないのは、いざというとき「何もしない勇気」がもてないから

 こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。  今月も無事ご成婚した会員さん。私のなかで、とても思い入れのある方で、本当に嬉しく思います。これからの二人の生活がとても楽しみです。

山本早織

積極的にアプローチすることが正解とは限らない

 さて、今回は好きになった女性に選ばれるために「何もしない」勇気が必要ということについてお伝えさせていただきます。  ご相談される内容で、「好きな女性がいるのですが、彼女をを落とすテクニックを教えてほしい」と聞かれることがあります。「どうアプローチしたら好きになってもらえるのか?」「どんなアプローチが女性には必要なのか?」という質問に、ある程度の戦略を立てたあと、最後に「ここまで来たら何もしないでくださいね」と私は伝えます。  先日、弊社で婚活をしている 村上浩司さん(仮名・31歳)が、ご結婚相手としていいなと思う女性、大田瞳さん(仮名・30歳)との交際を「真剣交際」に進めたいと相談に来ました。  結婚相談所では、活動している会員の皆さんが結婚へのプロセスを歩みやすいように、共通で認識してもらうルールがあります。このルールがあるからこそ、自由恋愛のような駆け引きをせず、まっすぐ相手と向き合うことができるのです。  お見合い後、もう一度お会いしたいとお互いに感じたら「仮交際」というステータスに進みます。「仮交際」は同時に何人もすることができ、新たなお見合いを続けることが可能です。  浩司さんと瞳さんはそんな「仮交際」の状態でした。そして、浩司さんはその先の「真剣交際」に瞳さんと進みたいとのお考えでした。「真剣交際」になれば、お見合いによる新しい出会いは終了し、ほかの「仮交際」中の方とも交際を終わりとなり、1対1で結婚に向けて歩んでいくことになります。

女性側からは前向きな返事がきたものの…

 1週間に1度のデートを繰り返し、3度目のデートで彼女との結婚を意識できたようで、私は瞳さんの気持ちを知るべく、担当仲人さんへご連絡をしました。  浩司さんから聞いている瞳さんとの関係への解釈と瞳さんが感じている解釈が若干違っていたのは気になりましたが、瞳さんの担当仲人さんからは、前向きな返事が。しかし、今すぐに真剣交際に進むのは瞳さんのなかではまだ早く、もう少しデートを重ねてお互いを知りたいとの連絡が来ました。  浩司さんの気持ちとは裏腹に、まだまだ瞳さんの気持ちは固まってないようでしたが、前向きな様子に私も嬉しく、浩司さんも少し安心した様子でした。  恋愛は「フィーリング・タイミング・ハプニング」とよく言われます。結婚相談所でも出会いはお見合いですが、進むにつれ恋愛感情が生まれたり、愛情が生まれたりしていきます。  2人のタイミングを合わせるために、大切なのは今の瞳さんのペース。そして、瞳さんの歩む歩幅と合わせ、瞳さんのタイミングが来たときにしっかりと浩司さんが受け入れる必要があります。  私は浩司さんへのアドバイスで、「瞳さんはとても前向きには考えてくれているようなので、少しペースを瞳さんに合わせて、待ちましょう」とお伝えしました。浩司さんからは、「待つとは具体的に何をすればいいでしょうか?」と尋ねられたので、「今は何もしない。待つことを心がけて!」とお伝えしました。
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「今は何もしないでください」とアドバイスした理由
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