「婚活道場」に入会した40代草食男。ようやく取り付けたクリスマスデートの結果は?
SEの長谷川満さん(45歳・仮名)はこれまで一度も女性と付き合ったことのない“中年童貞”。それでも結婚を諦めきれない彼は、婚活道場に通い、主催者の指導通りに、あるイベントで知り合った女性をデート誘うことに成功。そして遂にクリスマスデートを取り付けることができた。
ところが喜びもつかの間。クリスマスに大失恋をした長谷川さん。一体何が起こったのか。
SE歴20年、大手企業の子会社に勤務する長谷川さんの年収は700万円以上。世間的には高収入だが、女性にはまったくモテない。
「気がついたら、女性と付き合ったことがない。寂しい人生ですよ」
ある日長谷川さんは、48歳バツイチ独身で既婚中も遊びまくっていたという男性が主催する「婚活道場」をネットで見つけた。このままじゃダメだと一念発起し連絡を取り、会員となる。そして道場の主催者は、彼に次のようにアドバイスをした。
「勝てる相手だけにアプローチすること」。
つまり、おしゃれな男女が集う表参道や六本木のパーティーではなく、秋葉原のコアなマッチングイベントなどに参加する女性を狙えというのだ。
「参加したイベントは“バツイチOKアニメオタクナイト”。名前のまんま、アニメ好きなオタクに、バツイチ男女OKというゆる~いマッチングパーティーでした」
そこで長谷川さんは人生で初めてモテた。「婚活道場」の主催者と一緒に買い物に出かけて、購入した品の良いダンディーなファッションが女性から好評だったのだ。
「イベントで知り合った3歳年下のバツイチOL女性とLINEをすることになって、遂にデートにこぎつけたんです」
奥手の長谷川さんは、女性を楽しませる方法がわからず、美味しい居酒屋でご馳走すると、女性が喜んで食べるので好かれていると舞い上がってしまった。「この人を早くモノにしなければ!」と。
「ところが女性と付き合ったことがないため、これからどうすればいいかがわからない。だから婚活道場の主催者に尋ねました。すると、『とりあえずキスしちゃえ!』と言う雑なアドバイス。そもそもキスをしたことがない僕にとって、とりあえずキスなんて出来るわけがないと思いました」
道場の主催者の意見が参考にならなかった長谷川さん。そこで彼は、クリスマスにサプライズの計画を立てたのだ。
勝てる相手だけにアプローチをするという教えを守り…
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