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中居正広、上田晋也…敏腕TVマンが見た、一流芸能人の圧倒的な準備力

あの人気番組ができるまで

栗原:僕の代表作というか、個人的に大好きな番組は、『松本人志・中居正広VS日本テレビ』です。中居くんは、ドラマ『伝説の教師』で松本人志さんと共演して、それ以降、とても仲良くなって、よくプライベートでも遊んでいたんです。当時、中居くんと僕がはじめた番組に、松本さんが興味を持ってくれて、中居くんも「松本さんと、なにか一緒に番組をやりたい!」と言ってくれたそうなんです。その後、なんと松本さんと中居くんと、企画会議をすることに! ――すごい!!
栗原甚さん

『松本人志・中居正広VS日本テレビ』について熱く語る

栗原:土屋さん(当時、日本テレビの編成部長・土屋敏男氏)と高須さん(放送作家の高須光聖氏)も参加して、「どんな企画をやろうか?」とゼロから企画を考えることになって、松本さんも中居くんも忙しい中、毎週ホテルに集合して、企画会議を何ヶ月も繰り返したんです。たしか誰かがお茶をこぼした時に、みんなが「あっ!」と言ったんです。そしたら松本さんが、「人って、驚いたら『あっ』って言うよね…」と、ボソッと言ったんですよ。それで僕が「『あっ!』と言ったら、ギャラを減らしていくという企画は、どうですか?」と提案して、番組の企画が決まったんです。 ――そんなところから、番組ってできるんですね。 栗原:生放送で2時間、2人にいろいろなドッキリを仕掛けて、「あっ!」と言ったらギャラを引いていきますという企画は、とてもシンプル。こんな企画、普通は企画書を提出しても通らないです。日テレからコンビニまでの道路を封鎖して、生中継で、松本さんに自転車で缶コーヒーを買いに行ってもらうとか。その途中で、いろいろな刺客が襲いかかってくるんですよ(笑) ――絶対おもしろい(笑) 栗原:K-1ファイターのボブ・サップが追いかけてきたり、デカくて黒い玉が転がってきたり…そのたびに松本さんが「あ〜!」って悲鳴をあげるんです。当時、放送作家の高須光聖さんから「栗ちゃん、松本人志をこんなにいじめる人いないよ」と言われちゃいました(苦笑)。それが、大晦日恒例の大型特番『笑ってはいけない』シリーズの原型になったんです。 ――あぁ、本当だ! 栗原:だからアレは、何ヶ月も企画会議をした「準備の賜物」だと思うんです。  誰もが認める超一流タレントたち。そんな彼らでさえ、裏では地道に企画会議=「準備」をして、仕事に臨んでいるのだ。まさに、華やかさの裏に「準備」あり。 【栗原甚】 日本テレビ/演出・プロデューサー 伝説の人気番組『¥マネーの虎』をはじめ、これまで『さんま&SMAP美女と野獣スペシャル』『伊東家の食卓』『ぐるナイ』『行列のできる法律相談所』『松本人志中居正広VS日本テレビ』『踊る! さんま御殿』『中居正広のザ・大年表』等、数多くの番組を手がける。その活躍はバラエティだけに留まらず、2016年には国民的ギャグ漫画『天才バカボン』を実写ドラマ化したことでも話題を集めた。 <取材・文/Mr.tsubaking> Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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