“ノートPC的”な使い方ができるAndroidタブレット
【ASUSTeK Eee Pad TF201-64D】
1280×720ドットの10.1型液晶を採用したAndroid タブレット。着脱可能なモバイルキーボードドックを備え、ノートパソコンのような文字入力もスムーズにこなせる。CPUにはNVIDIA製のクアッドコア「Tegra 3」を採用しており、HD動画の再生にも強い。ストレージ容量は64GBで、本体サイズと重量はW263×D8.3×H180.8mm/約586gだ。容量32GBの下位モデルも約5万円で用意している ◆高級モバイルノートにも負けない、キーボード付きAndroidの実力は? ASUSTeKの「Eee Pad TF201」は、スペック的にタブレット端末のカテゴリに入るが、付属のモバイルキーボードドックを装着すると、ほぼ100%に近いところまで“ノートPC的”な使い方ができる。見た目が近づくのは写真からもすぐ想像できるが、実用面で一切期待を裏切らないのがすごい。キーボードやタッチパッド主体の操作でもタイムラグがなく、長文メールからSNSの書き込みまで、一切の妥協せずにバリバリ使えるのだ。 ここで注目したいのは、タブレットとしては抜きんでたアウトプットの快適さだ。ネットの閲覧やゲームアプリなどのインプット系は、普通に本体をタップするほうが直接的に操作できる感があるが、長文のテキストを打つ場合はやはりキーボード付きのほうが、はるかに効率がいいのだ。Windowsを搭載する普通のノートPCに慣れていると、こちらはディスプレイ側が重くてややバランスがとりづらいのと、右クリックボタンを「戻る」操作にしか使わないといった違いもあるが、いずれの違和感も数日で慣れる範囲だ。加えて、総重量約1・1㎏という軽さと約18時間稼働のロングバッテリーは、高級モバイルノートとも勝負できるレベルだ。キーボード側にはSDカードスロットやUSB端子も付いているので、周辺機器との連係も狙える。ワードやエクセル互換のアプリをダウンロードしておけば、仕事でもバリバリ活用できるだろう。 ノートPCとしての実用性は、前モデルの「Eee Padトランスフォーマー」ですでに十分なレベルだが、TF201はクアッドコアCPUを採用したことで、さらに快適な環境に仕上がっている。OSも標準の3.2.1から4.0へのアップデートを予定している。こうした背景から、従来型のモバイルノートを使い慣れている人に、もっともプッシュしたいモデルだ。タブレットとノートPCのいいとこ取りがハイレベルなところで堪能できるはず。 キーボード込みの重量は約1.1kgで、バッテリー駆動は約18時間となる。ただし、タブレット本体だけでもフル充電で約12時間稼働するため、キーボードを置いて持ち出すといったスタイルも可能だ◆サブカルライター・古田雄介の物欲刺激度 3/3
◆編集担当Kの物欲刺激度 2/3
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