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いまさら聞けない七夕の由来。願い事によって短冊の色を変えるべし

願い事によって、短冊の色を変えるべし

短冊

短冊の色を意識して願い事をしてみては?

 日本の神社仏閣にも、それぞれ違った「ご利益」がある。同じように五行の木・火・土・金・水にも、それぞれに意味が配されている。五行のうち、木を表す短冊は青(もしくは緑)で、伸びるものや成長するものをあらわす。そこで「子供の成長」や「昇進出世」の願いに最適だ。火は赤で、情熱や活力をあらわしているので、「恋愛成就」や「活躍の場が欲しい」といった願いに向いている。土は黄色で、安定や維持をあらわし「家内安全」の願いにピッタリだ。  金は白で、勝負や洗練を表すので「金運アップ」や「勝利祈願」を願う人が書くと良い。水は黒(もしくは紫)で、柔軟さや清純さを表す。そこで「転職」「引っ越し」など変化した安寧の願いに適しているとされる。つまり、これまで特に意識することなく好きな色の短冊に願い事を書いていたという人も、見合った色の短冊に書けばその効果アップが期待できるというわけだ。

良い七夕を

 これを知れば、昨年までと違った見え方で七夕が迎えられるのではないか。乞巧奠は裁縫の上達を願ったことから転じて、習い事上達の祈願が多くなされる。何年も短冊に願い事を書いていない人も多いかもしれないが、今宵はご自身のスキルアップを星に願ってみてはいかがだろう。<文/Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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