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純烈リーダー・酒井一圭が騒動を語る「記者会見前の3日間はひたすら寝ました」

純烈結成のきっかけは「夢に現れた前川清」

――そもそもの純烈結成のきっかけが、夢の中に前川さんが出てきたことですよね。(純烈結成に至るまでの有名なエピソード。俳優時代、映画の撮影中に足を骨折し、失意のドン底にいた酒井は「これはムード歌謡をやれというお告げなんだな」と思い、純烈結成へと動く) 酒井:しかもそれまで一度もお会いしたことがなかったのに、夢の中に出てきたんです。そして12年後に紅白に出て、そのあと“船が沈む”というときに救ってくれた。 ――あの事件のとき、本当に“沈む”と思いましたか? (『紅白歌合戦』からわずか11日後の1月11日、メンバーの友井雄亮の交際女性2人とのトラブルが『週刊文春』にスクープされ、謝罪。純烈からの脱退と芸能界からの引退を発表した事件のこと) 酒井:思いました。終わるなって。自分たちが続けたくても続けられなくなるなと。紅白のあとにアレがあって、世の中にどんどん巻き込まれてしまううちにね。とくにネットは純烈に興味がない人たちのリアクションであふれている。ただ、自分の姿勢が間違わなければ終わらない。メンバーやスタッフだけでなく家族や友人、ファンの皆さんのような本当に応援してくれている人たちがいて純烈をやらせてもらっているわけで、純烈がなくなることでどれだけの人間が食えなくなって、ガッカリするか。僕はそこしか考えなかった。 ――外の声にはどう対処しましたか。 酒井:記者会見前の3日間はひたすら寝ました。脳みそさえクリアであれば絶対に間違えずにできるからと、自分一人で地球に挑む気持ちで寝たんです。生き残るための方法を全部選択し、詰めが甘くなるという恐れを全部打ち消すために。 ――自分対地球というのもすごいシチュエーションですね。 酒井:そうそう。この4〜5年は純烈もいい調子でしたけど、それ以前は常にそんな感じでやっていましたね。メンバーや会社とか関係なく、自分は一人というシチュエーションをつくって勝負していた。この5年ぐらいはスタッフもメンバーも追い風に乗ってやっていたんで、自分でもあの会見は懐かしさを感じました。昔は毎日が沈む沈まぬの話でしたから。あとはたけしさんの「フライデー事件」とか、ありとあらゆる会見の映像をYouTubeとかで見ました。 ――予習をして臨んだと。 酒井:見るというよりも落語を聞きながら寝る感じです。それをやらなかったら、純烈ごときは生き残れなかったはずであって。自分のイメージでは、何か面白いものを残したかったというのもありましたね。ああいうことが起こってメンバーが出てくるとなったら、泣いてくださっているのはファンの皆さんだけで、世の中の人たちはニヤニヤしているはず。その「腹ペコの部分」も満たすという意識はありました。 ――ああいった会見であってもエンターテインメントであるべきだと。 酒井:周りが沈んでいるなかで、その部分でも僕は絶対に勝たないと、って思っていましたね。だからある意味狂気ですよ。純烈をやる上である程度想定はしていたんです、紅白に出られることで叩かれるリスクを。プロレスも攻めて攻められてじゃないですか。「ワーッ!」となっているときは良くて、「ブーッ!」と言われたら嫌だと逃げたら、面白くないやつらで終わってしまう。ブーイングを受けきれる連中が現れたら、そっちのほうが素晴らしいとなりますから。何か引っかかる人たちでなければいけないんだなって思います。 ※7/9発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです 【酒井一圭】 ’75年、大阪府生まれ。子役デビュー後、戦隊ヒーロードラマに出演。’10年に純烈としてデビュー。マダム層を中心に支持を集める。新曲「純烈のハッピーバースデー」が5月に発売。7月13日より「日刊SPA!」にてノンフィクション「白と黒とハッピー~純烈物語」が連載開始 取材・文/鈴木健.txt 撮影/ヤナガワゴーッ!
(すずきけん)――’66年、東京都葛飾区亀有出身。’88年9月~’09年9月までアルバイト時代から数え21年間、ベースボール・マガジン社に在籍し『週刊プロレス』編集次長及び同誌携帯サイト『週刊プロレスmobile』編集長を務める。退社後はフリー編集ライターとしてプロレスに限らず音楽、演劇、映画などで執筆。50団体以上のプロレス中継の実況・解説をする。酒井一圭とはマッスルのテレビ中継解説を務めたことから知り合い、マッスル休止後も出演舞台のレビューを執筆。今回のマッスル再開時にもコラムを寄稿している。Twitter@yaroutxtfacebook「Kensuzukitxt」 blog「KEN筆.txt」
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