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地元ヤンキーの呪縛から今も抜け出せない…中年おっさんの憂鬱

 10代の頃から暴走族に入り、喧嘩に明け暮れた……。地元では札付きのヤンキーだったと言われている小林誠容疑者が、仲間のツテを辿りつつ逃走した事件は記憶に新しい。  こうしたヤンキーは昔から学年やクラスに少なからずいたものだが、ほとんどの人は彼らを避けるように生きてきたはずだ。しかし、それから月日が経ち中年のおっさんになった今でも「地元ヤンキーの呪縛」から抜け出せず悩む人たちがいる。
和彫り

※画像はイメージです(以下同)

地元ヤンキーの呪縛から今も抜けられない…

「テメー、そんなに偉いんか! 俺らのこと、なんとも思ってねーんか! さらうぞ、あ!?」  神奈川県某市に事務所を構える、現役税理士・中井光彦さん(仮名・40代)の元に突如かかってきた恫喝電話。士業を相手に「さらうぞ」とは穏やかではないが、受話器の向こうにいたのは小中学校時代の同級生、Xだった。いったい何が起きていると言うのか? 「Xは小学生の頃からヤンキーで、確かに中学までは何度か同じクラスになったこともありました。でも、よくカツアゲされていたし、万引きするように言われて断ると殴られました。あ、本気で殴られるんですよ。私、歯が折れたこともあったし」(中井さん、以下同)  中井さんが通った公立中学は、巨大な団地がある郊外エリアにあり、東大に進学するような秀才もいれば、傷害事件を起こして少年院にいくような不良まで、まさに人種の坩堝であった。不良はヒエラルキーの最上位にいて、学校内を暴走バイクが走り回ることも珍しくない。そんな状況に嫌気がさし、高校からは遠く離れた進学校に通いたいと希望する人間も少なくなく、中井さんもその一人だった。 「あいつらに会いたくないから、私の仲間は成人式にも出ませんでした。会ってもろくなことはない、嫌な思い出が蘇るだけだと」
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30代の同窓会後に…
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