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台風でも出社した人たちの顛末「タクシーで来いと言われたのに経費は…」

 先週発生した台風15号は月曜日の出勤に大きな影響を与えた。朝のラッシュ時に鉄道会社各路線が運休したにも関わらず、出社しなければならず、会社に行くのにとてつもない時間がかかったという人も多い。
台風

※画像はイメージです

 そんな中、会社から理不尽な目に遭ったという嘆きの声もネット上に散見されるが……。その日、現場では何が起きていたのか?

「タクシー使ってでも会社に来い」と言われたのに……

 普段はメーカーの経理担当をしながら、グルメ・スイーツなどの情報をブログで発信するハルスナビさん(@9harunasubi9)は、上司から特に重要な仕事はなかったにも関わらず、「台風で電車が遅延してるならタクシー使って会社来い!」と出勤要請があったという。しかし、タクシーを使って出勤し、そのタクシー代を経費として申請したところ、却下されてしまったというが……。 「なぜ(タクシー代が経費で)出ないのか? と聞いたら、『会社に来るためにタクシーは必ずしも必要なものではないから』と言われました」(ハルスナビさん)  あれ、その日の朝にまさにその上司が「タクシーで来い」と業務命令を出したのでは……? 上司からそのように言われれば「タクシー代は経費で認められるだろう」と思っても仕方がない。 「普段から理不尽な上司なので……」(同上)  「特別重要な業務がなくても、交通機関がマヒしたら会社にはタクシーを使って自腹ででも来るべし!」というのはなかなか昭和な発想で驚かされる。

取引先で偉い人が無理をしたら……

 データ関連企業の経営企画をしているみづきさん(@hxxxxxm)は、取引先の金融機関の偉い人が台風に備え前泊をした結果体調を崩してしまったこと、そしてその部下たちも忖度の結果死ぬ気で定時出社していたことを憂いていた。 「取引先の偉い人は、インフラに近い企業かつ立場がかなり上の方なので、状況把握や指示出しをすることを考えると、その方自身が出勤していることは重要だったと思います」(みづきさん)  みづきさんがこう話す通り、その人は業務上出勤していなければならない立場であり、にも関わらず体調が悪くなってしまったことを気の毒に思っていたという。あの台風の前後は急激に蒸し暑くなるなど、たしかに体調を崩しやすい気温の変化はあったように思う。 「偉い人の部下の方々は上司に気を使ったというよりかは、判断ができずとりあえず上司の真似をして定時出社したようでした。わざわざ前泊までして出社した偉い人が体調不良で早い時間に早退できるぐらいには休める雰囲気の会社なので絶対出社しろと言われたわけではなさそうです」(同上)  この場合、部下の方々は定時出社を強制されたわけでも、忖度が必要な場だったわけでもなさそうだが、みづきさんは権限を持つ方の差配力にも問題があったのではないかと指摘する。 「判断が自分でできないことは非常に危ういなと感じました。決定権がないというだけではなく、判断する力もなかった様子です。偉い人も部下たちに定時に出社しなくていいと事前に手配できるほどの決定権・差配力がなかったのが気の毒ですね」(同上)  今後は、自然災害などが予想でき、さらに緊急の出勤を要さない場合には「有給を使用して良い」「午後の出社でも良い」「在宅勤務を推奨」など、事前に伝えておき、迷わないようにしてあげるのが部下を持つ立場としては理想的なのかもしれない。
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電車が止まっても休めない仕事も
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