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日本のアニメ市場は中国に喰われるのか? パチンコの有名アニメはほぼ中国製

日本のアニメ市場は中国に喰われるのか?

 かつて日本の下請けとしてアニメ市場に関わっていた中国だが、中国のアニメ制作会社「絵梦(えもん)」が東京につくった制作スタジオでは、日本人が下請けとして中国アニメ制作に携わるという、かつての立場の逆転が起きている。  そのため、今後アニメ制作の分野で日本は後れを取るのでは?という懸念もあるが、峰岸氏は「今後、どちらか一方が負けるということは絶対にない」と力強く反論する。 「日本のアニメにおける技術やノウハウはレベルが高く、そう簡単には追いつけません。ですが、日本主体で制作すると海外での展開は難しい。そこはお金を持っている中国が担当し、作品の魅力を最大限引き出すのがベストです」  伊藤氏も「中国人は企画の動きだしや作業のスピードは速いものの、粗いところが多い。日本人は、そういった部分をブラッシュアップしてクオリティを高めるのがうまいので、役割分担をすることが大事です」と続けた。近い将来、日中共同のアニメが世界を席巻するかも!?
中国コスプレ

日本の人気コンテンツ『ラブライブ!』の衣装に身を包んだ、中国人コスプレイヤー

【伊藤真広氏】 PC・ゲーム系ライター、カメラマン、雑誌編集者を経て、現在はアニメの宣伝、情報番組のプロデュース、映像編集者などの肩書を持ち、海外での活動も多い 【峰岸宏行氏】 ’11年に北京でメイドレストラン開業、’13年より北京動卡動優の役員兼海外事業部部長に就任。現在は中国でアニメ・ゲーム系の総合企画プロデュースを担当
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