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SNSで「ファンとの交際」を匂わせるアイドル、ちょっぴり腹黒い本音を聞いてみた

お互い芸能人…彼氏のファンに「私が本命」ってアピールしたかった

ライブ

桜さん(仮名)の彼氏は、インディーズのバンドマンだ

「彼とおそろいの部屋着とか、おそろいの歯ブラシを載せたりとか。彼の好きな食べ物や、彼の好きなキャラクターグッズを載せたりとかかな? カワイイもんですよね?」  こう話す桜さん。部屋着や歯ブラシ程度であれば、ファンにバレる心配もないように思えるが、“この程度”しか書き込めないことには理由があった。 「彼がインディーズのバンドマンなんです。だから、さすがに彼のバンドのCDを載せるとかグッズを載せたりするのは微妙かなって。例えば、ミスチルやサザンのファンだったら何とも思わないだろうけど、アイドルが一部では知られてる程度のバンドのコアなファンだと『あれ、もしかして?』ってなりませんか? 彼女とは疑われなくても、友達だとか、つながり狙いだと思われる可能性が高くて。だから、バレないようなものを選んで載せてるんです」  確かに、アイドルと同世代のバンドマンだったら付き合っていてもおかしくない。しかし、なぜそのリスクまでわかったうえでお揃いのものを載せたりするのだろうか。 「私の場合は、自分のファンに彼氏がいるってバラしたいわけじゃないんです。むしろ一生懸命応援してくれてるファンのみんなを悲しませたくはない。  やっぱり、彼のファンに対して……かな? 私も彼も売れっ子じゃないけど、そんなに堂々と新宿や渋谷でデートしたり、手をつないだり出来ないし、本当は『私が本命なんだ!』って言いふらしたいけど、無理なんですよ。だから、せめてSNSの中くらいは、“彼女”ってアピールしたいのかもしれません」  おそろいの物でも彼がSNSに載せるときは時期をズラし、デート場所をアップするときも数日はズラすという徹底っぷり。だが、彼の凡ミスにより一部のファンに疑われてしまったという。 「相互フォローはしていないんですが、彼が間違えて私のTwitterをいいね!しちゃったんです。でも、ほんの数分。すぐ消したんだけど、たまたま見た彼のファンが、私のアカウントを見て『あれ、おかしいな』って怪しんだみたいなんです。時期はズレていても、同じ場所に行ったり、同じ食べ物を食べたりした投稿が1回や2回じゃないので……。わかる人が見たらわかっちゃうんですかね。それで当時の彼のバンドのネット掲示板のスレッドが大荒れしました(苦笑)。  決定的な証拠はなかったものの、それが原因で彼のファンで離れてしまった子もいたんですよ。だから、彼と話し合ってお互い共通するものは今後一切載せないと決めたんです。別れたくないけど、仕事もキッチリやりたいって話になって」  もう何年恋人がいないのかすら覚えていない筆者からすれば、羨ましい悩みにも思えるが、SNSと乙女心の扱いは難しいということだろうか――。<取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。『bizSPA!フレッシュ』『BLOGOS』などでも執筆。X(旧Twitter):@sally_y0720
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