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ドラマ『恋はつづくよどこまでも』がおじさん世代にもウケている理由は?

もどかしい展開がトレンディードラマを思わせる

 また、女性目線の声も聞いてみた。主に配信向けのネットドラマを担当する40代の女性プロデューサーはこう語る。 「当初はラブコメに医療の要素を織り交ぜた中途半端な作品になると思ったのですが、非常にポップで見やすいのが魅力ですね。今クールは重い作品が並んだうえに新型コロナウイルスなどのニュースで世間が沈んでいるからこそ、たまたまヒットしていると評している声もありますが、ここまで底抜けに王道のラブストーリーを作るのは制作陣としては勇気がいる。『逃げるは恥だが役に立つ』『大恋愛~僕を忘れる君と』などを手掛けてきた、若手のホープ・宮﨑真佐子プロデューサーとそれをサポートする磯山晶チーフプロデューサーの“先を見抜くセンス”が光った作品ですね」
「中高年男性にもウケているのは、『東京ラブストーリー』のようなトレンディードラマを思わせる、もどかしい展開とベタさにあると思いますね。なかなかキスまでいかないんですよ~(笑)。トリッキーな設定でドンドン話が進んでいくとオジサンたちはついていけない」  最後に、昨年は2本の地上波ドラマを執筆した脚本家のC氏に、脚本面での評価を聞いた。 「脚本を担当している金子ありささんは、近年は『FINAL CUT』(フジ系)や『中学聖日記』(TBS系)、映画では『羊と鋼の森』といった幅広いジャンルの作品を手掛けている大御所。ですけど、元々は『ナースのお仕事』シリーズや『女子アナ。』(ともにフジ系)、『Stand Up!!』(TBS系)といったコメディ色の強い作品が本当に上手な作家さんなので、このドラマを担当されると聞いてうれしかったんです。女性脚本家でラブコメを書かせたら右に出る者はいない方なので! 特に、物語のテンポ感やセリフ回しが“恋つづ”の王道路線とマッチしているなと感じました。あらゆる世代が共感できるシーンを書けるからこそ、おじさん世代の方も飽きずに見ているのだと思います」  物語は佳境を迎えつつあるが、ぜひとも過去回をチェックしつつ、若い女性たちと“恋つづ”談義に花を咲かせてみてはいかがだろうか?<取材・文/木田トウセイ> テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。
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