更新日:2020年03月24日 12:21
ライフ

黒マスクって変じゃない? 黒を選ぶ人たちの言い分を聞いた

マスクの始まりは黒だった

 今でこそ白が主流のマスクだが、日本でのマスクの始まりは「黒」だったようだ。マスクの記録として残っている、最も古い情報は明治時代。鉱山や炭鉱で働く人々が粉塵などから鼻や口を守るために使っていたマスクが黒だった記されている。これは作業での汚れがが目立たないようにとされたものだという。 看護師マスク 一方、医療現場では白いマスクの着用が法律で定められていたが、漂白の経費は高価で、一般にはなかなか広まらなかった。しかし1918年のインフルエンザなどの大流行や、高度経済成長期における衛生意識の高まりのなかで、白いマスクが一般的になっていったのだ。  この流行がはじまって、かなり時が経つ。昔気質な筆者でさえも、いまやなんとも思わなくなっている。そこから鑑みれば、好きな色(そして自分に合う色)をつけていればいいのではないかと感じる。<取材・文/Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
1
2
おすすめ記事