更新日:2023年05月24日 15:02
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小倉優子はやっぱり異星人!? 離婚騒動を経て進むべき道は…

有吉弘行は小倉優子の良き理解者!?

 有吉弘行は小倉優子の良き理解者であるようだ。小倉の1回目の離婚の時、自身のテレビ番組『有吉反省会』で彼は言った、「全国民が『やっぱりね』って思った。我々はゆうこりんが結婚したときからもうカウントダウン始めてた」。有吉は小倉優子の人間性をよく理解しているらしい。また、お互いに信頼関係がなければテレビでここまで言い切れないだろう。小倉に「嘘の限界」と言うあだ名をつけて、こりん星人のキャラから解放し「楽に」してあげたのも有吉だった。  有吉弘行は小倉優子に、自分と同じテレビの世界でしか生きられぬ者としてのシンパシーを感じているのではないだろうか。  小倉優子の進むべき道は、俗世の幸福は放棄し、民の慰めに身を捧げるべき、「テレビ・セイント」なのではないだろうか。有吉や中居正広、志村けん、久本雅美、黒柳徹子のような。有吉はそれがわかっているのではないだろうか。  私が小倉優子を不思議に思うのは、歯科医というお金持ちと結婚して、そこで、主婦として収まってしまえば楽であるだろうに、それをよしとしないところだ。小倉優子は仕事を愛している。エイリアンがエイリアンとして生きられる場所がテレビ界だからだろう。  しかし小倉優子は子を産み育てるという幸せも欲しがった。女性がそう思うのは当たり前だろう。しかも、ゆうこりんはとびきりルックスの良い女の子である。件の『有吉反省会』で小倉優子と共演した岩井志麻子は「あまりの可愛さにハァハァした」と言う。  また天性のタレントである小倉優子は、自分が有吉たちのような天才テレビモンスターではないことは、誰よりも理解しているだろう。それに小倉優子の武器はすべて実践で鍛えた、我流のバラエティ芸。行き詰まりもすれば不安にもなるだろう。  小倉優子には、今年の大晦日の『笑ってはいけない』に出演して欲しい。もし出演したとしても全く痛々しくならないだろう。それが小倉優子の天性のタレント性だ。  きっと小倉優子は、打算的で欲張りで見栄張りだ。そして頑張り屋で頭が良く、3人の子供を育てる愛情深い母親でもある。ただエイリアンだから孤独だ。だが持ち前のガッツで、きっと道を切り開いていくだろう。ゆうこりんは、地球人とは違った内面をしたエイリアンであり、それゆえに「懲りん星人」なのだから。
1968年生まれ。構成作家。『電気グルーヴのオールナイトニッポン』をはじめ『ピエール瀧のしょんないTV』などを担当。週刊SPA!にて読者投稿コーナー『バカはサイレンで泣く』、KAMINOGEにて『自己投影観戦記~できれば強くなりたかった~』を連載中。ツイッター @mo_shiina
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