エンタメ

リモート化するコスプレイヤーたち。「宅コス」「オンライン併せ」がトレンドに

新しいモチベーションを模索するコスプレイヤーたち

 ケンヂさんは新型コロナをきっかけにコスプレイヤーたちのモチベーションにも変化が起きているという。 「多くのレイヤーは、撮影予定という明確な締め切りを設定することで、自分のモチベーションを高めていた人が多いです。今は撮影予定が立てられないので、今までやってこなかったような新しい刺激でモチベーションを持とうとしている人が多いですね」  その新しい刺激の一環として、Twitter内のハッシュタグ「#貰った要素で創作宅コス」が人気を見せている。さまざまなコスプレイヤーがハッシュタグを使ってフォロワーからアイディアをもらい、今まで挑戦してこなかったジャンルのコスプレに挑んでいる。  衣装が届かない問題と絡め、モチベーション維持のために手持ちの衣装や道具を使い、新たな分野を開拓しようとしているのだろう。
宅コス

「#貰った要素で創作宅コス」でリクエストされた「みつあみ」「カチューシャ」「ケモ耳」「射撃武器」を組み合わせた創作コスプレ

 撮影予定が無くなった分、休日はアニメや映画、ゲーム三昧のコスプレイヤーも多いという。すでに何店舗かのコスプレ撮影スタジオが閉業を決めており、コロナ収束後のコスプレ活動に少なからず影響が出るのではと考えられる。<取材・文/倉本菜生>
福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0
1
2
おすすめ記事