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会社の「リモート飲み会」に上司は来るな!被害報告が続々と

毎週金曜は朝までリモート飲み会に…

「普段なら、どんなに長くても終電まで、だいたい深夜0時までには解散するんですけどね。リモート飲み会だから、帰宅時間を考えずいつまでもやれてしまう……。便利なのは便利ですが、これは盲点でした」  こう話すのは、都内在住の保険代理店勤務・吉田浩一さん(仮名・30代)。酒好きの上司とはよく飲みにいく間柄だったが、すでに2か月以上ご無沙汰だった。社内政治のために、そして自身の出世のためにも、リモート飲み会をうまく利用して上司に取り入ろうと考えたのだというが……。 「毎週金曜は、リモート勤務が終わる19時から、翌朝までびっちりリモート飲み会です。さらに、スマホの使い方すら知らなかった上司が、チャットアプリの使い方を覚えて以降、四六時中連絡が来るようになりました。休日も関係なく連絡をよこしてきて『何やってたんだ』なんて。調子付いた上司は、我々部下に『勤務中はチャットを付けっ放しにしておけ』などと言い出して、慌てて止めました。出世する前に体調を崩しそうになってきていますよ……」(吉田さん)  新しい働き方、そして便利なシステムが登場したことは、とても望ましいことではある。コミュニケーションの形も劇的に変化しつつあるのだが、変わらないのはそこに「招かれざる客」が存在することだ。  彼らも我々と同じように便利なシステムを用いて、これまで以上に「ウザい」形で、我々に接触してくるのだ。<取材・文/森原ドンタコス>
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