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「1万円渡すから黙ってて」“ペット禁止の部屋で猫を飼う”60代女性が隣人…大家にバレて暴力沙汰に

 アパートやマンションに住んでいると、厄介なトラブルやピンチに巻き込まれることがある。特に都会ともなると近所付き合いや交流が希薄なため、コミュニケーションをとる機会がなく、近隣住民とふとしたことで揉めることも少なくない。 今回は、東京都内にあるペット禁止の賃貸アパートに住んでいた20代男性が遭遇した、迷惑なペット連れの隣人女性とのトラブルの一部始終を紹介する。
猫おばさん

※画像はイメージです。以下同

ペット禁止のアパートで隣室から猫の鳴き声が……

 3年前、関西の大学を卒業し新卒入社で東京勤務になった営業マン・佐々木祐一さん(仮名・25歳)。東京の土地勘もなく初任給も少なかったため、特に理由もなく練馬区・某駅から徒歩10分ほどの場所にある家賃6万円の木造アパートに住むことに。  家賃の安いワンルームとはいえ、風呂やトイレは修繕やリノベーションがされており、「一人暮らしをするなら十分か……」と思い、快適に暮らしていた佐々木さん。近所付き合いなどは一切なく、隣にどんな人が住んでいるかは把握しようともしていなかったという。  しかし、ようやく仕事にも慣れてきた7月頃、網戸越しから「ニャー、ニャー」と猫の鳴き声が聞こえてきて違和感を覚える。というのも、佐々木さんが住む部屋は2階。猫が外からベランダに忍び込んできたとは考えづらかったからだ。 「ベランダに出て耳を澄ませると、その鳴き声は左の部屋から聞こえてきました。しかも鳴き声が何通りかあって1匹ではなく複数はいるだろうと察しました」  佐々木さんが住むアパートは『ペット禁止』と大家から厳重に言われていた。それにも関わらず、隣人は猫を飼っているのだろうか……。  しかし、わざわざ大家に報告することは面倒だし、隣人の恨みを買ってしまうと今後住みづらくなる。そう考えた佐々木さんは何もなかったことにして生活を続けていたという。

猫を抱く隣人と遭遇!「1万円あげるから黙っていて」

 それからもたまに窓を開けると猫の鳴き声が聞こえることはあったが、スルーしていた佐々木さん。しかし、ある夜のことだった。コンビニにお酒を買いに出かけたとき、玄関先でボロボロのパジャマを着たおばさんと遭遇したのだ。  しかも彼女は小さい猫を2匹抱いており、佐々木さんが住む左の部屋に入ろうとしているところだった。 「まずいモノを見てしまったなと一瞬焦りましたが、気づいていないふりをして通り過ぎようとしました。でも、次の瞬間にそのおばさんに腕を掴まれました……」  あまりにも突然の出来事に驚いた佐々木さん。するとシワとシミが目立つ推定60歳ぐらいのおばさんが、おもむろにポケットからクシャクシャになった1万円札を渡してきたという。 「お願い。これあげるから猫のこと、黙っておいて」と耳元でささやくおばさんに恐怖を感じる佐々木さん。 「困ります……」と断ろうとしたものの「大家に言うつもりでしょ? これで許してよ」とさらに語気を強めるおばさん。その異様な圧にどうしようもなくなった佐々木さんは「言いませんので」と言い、1万円札を返そうとするが「ダメ!約束破られたら困るから」と、返そうとしていた手を振り払い、部屋へ入っていったという。 「とにかく恐怖しかなかったです。口止めや1万円札を渡してきたことはもちろん、バキバキの視線と佇まいが“やばい人”のオーラだったので……。絶対に大家には言わないし、家を出るときは隣人がいるかどうかに細心の注意をはらおうと決めましたね」
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おばさんとバッタリ再会して暴力沙汰に……
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テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。

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